酵素免疫測定法による皮膚表面および汗中における分泌型IgA定量の試み
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概要
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皮膚表面上および汗中に含まれる分泌型IgA(S-IgA)をサンドイッチ酵素免疫測定法により測定した.温熱負荷により得られた汗に含まれたS-IgA値(sweat S-IgA)は,身体部位により分泌量の差があり,分泌量は顔面>胸部>前腕の順であった.また,平常安静時の皮膚表面上のS-IgA値(skin surface S-IgA)にも,身体部位より測定値に差を認め,顔面(前額部>0・煤j>胸部>手掌≒前腕>足底の順であった.また,このskin surface S-IgAは,同時に測定した角層水分量との相関は認めなかったが,皮表脂質量とは正の相関を認めた.
- 公益社団法人 日本皮膚科学会の論文
著者
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岡田 富雄
日本メナード化粧品・総合研究所
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小西 啓介
京都府立医科大学皮膚科
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岸本 三郎
京都府立医大皮膚科
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尾林 博
京都微生物研究所
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小西 宏明
日本メナード化粧品 総研
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岸本 三郎
京都府立医科大学皮膚科
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河合 敬一
京都市
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河合 享三
京都市
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金光 健宅
京都微生物研究所
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亀井 宣昭
京都微生物研究所
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