ノボラック系エポキシ樹脂成形材料の硬化特性
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概要
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分子量の異なるオルソクレゾールノボラックエポキシ樹脂 (ベースレジン) とフェノールノボラック (硬化剤) を各3種類組み合わせ, 2-メチルイミダゾールを硬化促進剤とした配合系を用いてストロークキュア法, キュラストメトリー法, ディスクキュア法, DSCにより硬化特性を調べた。その結果, 2-メチルイミダゾール添加による促進効果は1.5phr以上で一定となること, また0.5phr以下ではゲル化以後の強度発現が遅すぎることなどが明らかとなった。さらに2-メチルイミダゾールを1.0phr添加した系においてベースレジン及び硬化剤の種類の影響を調べたところ, ベースレジン及び硬化剤の分子量が硬化特性に大きく影響し, ベースレジン, 硬化剤とも分子量が大きくなるほど誘導期が短くなり, 見かけの活性化エネルギー値が大きくなることが明らかとなった。DSC測定においてはレジンの分子量が大きい程硬化発熱反応は高温側にシフトするが, 硬化剤の分子量を変化させても影響は見られなかった。
著者
-
長谷川 喜一
大阪市立工業研究所
-
難波 宏彰
山陽国策パルプ
-
菱沼 稔
山陽国策パルプ
-
難波 宏彰
山陽国策パルプ (株) 岩国研究部
-
殿谷 三郎
大阪市立工業研究所
-
菱沼 稔
山陽国策パルプ (株) 岩国研究部
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