構造物の荷重経路解析における相補的指標U**に関するFEM計算の効率化
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The index U* was introduced in the previous paper by the authors to show the load paths in a structure. The complementary index U** to U* has also been studied to ascertain the conditions of distributed loading. The main problem encountered in calculating U* and U** is the high computation time required—especially for the actual application of large scale FEM models. In this study, we propose two methods for reducing the time taken by FEM calculations to obtain the U** distributions. In the first method, the essential term is extracted from the global form of the flexibility matrix for the calculation of an internal flexibility matrix in each node. Since the first method cannot be utilized for large-scale commercial FEM codes, a second method is introduced. In the second method, three independent inspection loadings are applied to each node of a structure. In this operation, the multi-displacement condition is converted into the multi-loading condition. After calculating the cab structure for a heavy-duty truck cab using the second method, we obtained the result that the reduction in time required for calculations was better than 90 percent.
著者
-
井上 健吾
慶應義塾大学大学院理工学研究科総合デザイン工学専攻
-
槇 徹雄
東京都市大学
-
高橋 邦弘
慶應義塾大学
-
中田 達也
慶應義塾大学大学院
-
鈴木 謙介
慶應義塾大学大学院
-
櫻井 俊彰
東京都市大学
-
井上 健吾
慶應義塾大学大学院
関連論文
- 819 エアバッグ付き自動二輪車の下肢拘束条件が乗員傷害値に及ぼす影響(S02-4 インパクトバイオメカニクス(4) 転倒および下肢傷害,21世紀地球環境革命の機械工学:人・マイクロナノ・エネルギー・環境)
- 指標U^*の静電場問題への拡張とポーラス構造を有する層間絶縁膜の構造設計への応用
- 自動車衝突時の歩行者頭部傷害への腕の影響
- 非瞬時性を考慮した連続体に対する基礎方程式系
- 微視的温度曲率を考慮した連続体の基礎方程式系
- 807 内装部品の材料特性がFar-Side衝突時の乗員挙動と傷害値に与える影響について(S02-2 インパクトバイオメカニクス(2) 自動車乗員の保護,21世紀地球環境革命の機械工学:人・マイクロナノ・エネルギー・環境)
- 材料力学
- 一般化されたCauchyの関係式の原子運動に基づく導出
- 原子配列を考慮した極性体モデルにおける力学的諸量の仕事率と熱力学的諸量の等価性
- 固体内部の原子配列を考慮した極性体モデルにおける巨視的な応力の一般化された表現と諸釣合い方程式
- 原子配列を考慮した極性体モデルに対するエネルギー方程式
- 原子配列を考慮した極性体モデルに対する力学的釣合い方程式
- 微視的温度こう配を考慮した熱極性物質に対するClausius-Duhemの不等式
- 荷重経路の概念による構造物の最適化
- 構造物の荷重経路U^*解析におけるFEM計算の高速化
- 大型トラックキャブ構造における荷重伝達経路
- 構造物の荷重経路解析における複雑な支持条件の考慮
- 構造物内部における荷重伝達経路の新たな表現方法
- 分布荷重を受ける構造物における荷重経路解析
- 619 品質工学を用いた自動車衝突時のベルトインシートの有効性に関する研究(OS5-1:衝撃と衝突のバイオメカニクス(1),OS5:衝撃と衝突のバイオメカニクス)
- 原子の配列状態を示す指標の導入とそれを用いた固体の弾性定数テンソルの微視的表現
- 乗用車車体構造における荷重伝達とその経路
- 金属材料における原子配列を考慮した応力および高次応力の微視的表現
- 原子配列を考慮したエネルギー方程式における高次応力仕事率と熱流束の等価性
- 原子配列を考慮したエネルギー方程式の微視的導出
- 微視的温度こう配を考慮した熱極性物質の基礎方程式系
- 微視的温度こう配を考慮した熱極性物質の構成式
- 高階層極性物質の連続体力学 : 第4報,構成式に対する熱力学的考察
- 高階層極性物質の連続体力学 : 第3報,ひずみおよび変位
- 自動車前面衝突時の後席乗員シートベルトの有効性に関する研究
- 5. 材料力学 : 5・2 材料力学におけるメゾ力学の展開 : 5・2・3 メゾ領域における構成式とマクロな場の方程式 : b. メゾ領域に具体的なモデルを想定した場合のマクロな場の方程式 (機械工学年鑑)
- 5. 材料力学 : 5・2 材料力学におけるメゾ力学の展開 : 5・2・3 メゾ領域における構成式とマクロな場の方程式 : a. 一般的なメゾ領域を用いた場の方程式 (機械工学年鑑)
- 5. 材料力学 : 5・2 材料力学におけるメゾ力学の展開 : 5・2・2 メゾ領域における構成式 : b. 具体的なメゾ領域に関する構成式 (機械工学年鑑)
- 5. 材料力学 : 5・2 材料力学におけるメゾ力学の展開 : 5・2・2 メゾ領域における構成式 : a. 一般的なメゾ領域を扱う場合 (機械工学年鑑)
- 非局所性を考慮した金属内の拡散における基礎方程式
- 一般化連続体力学を用いた拡散方程式の導出とその数値解析
- 三次元有限要素モデルによる眼窩骨折発生機序の検討
- 構造物における力の伝達経路と剛性の評価
- 連続体の構成式と熱力学的非局所効果
- 非平衡過程における熱極性物質の構成式
- 「熱極性物質」の概念と熱力学第1および第2法則
- 薄肉骨組構造物の接合部におけるバイモーメントの伝達
- 高階層極性物質の連続体力学 : 第2報、力学的釣合い方程式およびバイモーメントの概念の拡張
- 高階層極性物質の連続体力学 : 第1報、運動学
- 複合荷重を受けるコイルばねの二次元大変形
- 「相対剛性」による構造物の表現とSaint Venantの原理
- 斜め荷重を受けるコイルばねの大変形
- 高次応力を考慮したGibbsの関係式の導出およびその微視的検討
- 8D-12 軟組織の保存方法と経時劣化による機械的特性の変化(第一報)(OS-5(1) インパクトバイオメカニクス(2))
- 1118 セダンとSUVの衝突相互安全性における客室入力(OS5-1 自動車の安全技術(1),OS5 安全・安心・防災・環境負荷低減,オーガナイズド・セッション(OS))
- 構造物の荷重経路U*解析と乗用車車体における伝達荷重分担のバランス
- 外傷低減の取り組みについて : 事故再現解析
- 構造物の荷重経路解析における相補的指標U**に関するFEM計算の効率化
- 動的外力を受ける構造物の荷重伝達Ustar計算
- 剖検例に基づく自動車運転姿勢再現の試み : 運転中の意識消失の可能性を考える
- 運転者の体調変化による事故例の検討 : 病死例と事故死例の比較
- 快適性向上レイアウト乗用車における前面衝突安全性の検討