改良されたエピクロルヒドリン・エチレンオキシド共重合ゴム架橋配合
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概要
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MgOを含むCHC混練物の空気中での異常な熱劣化は, 不均一に分布するMgOがCHCのエーテル酸素原子及び塩素原子に配位し, 近傍のクロルメチル基の分子内脱塩化水素を促進し, 生じた不飽和エーテル構造の酸化切断に起因するものと考えられる. このMgOとの配位によって活性化されたクロルメチル基の塩素原子をM又はDMのようなチオール又はチオール発生剤との置換反応によって除去すれば, 混練物の熱酸化劣化の阻止が可能となる. この結果見出されたトリチオシアヌル酸 (F)・MgO・DM架橋系はNA-22を用いる従来の架橋系に比して優れた抗スコーチ性, 非金属汚染性, 機械強度並びに耐熱老化性を有する架橋物を与える.
- 一般社団法人 日本ゴム協会の論文
著者
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森 邦夫
Departmens of Applied Chemistry, Faculty of Engineering, Iwate University
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中村 儀郎
Departmens of Applied Chemistry, Faculty of Engineering, Iwate University
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田村 浩作
Departmens of Applied Chemistry, Faculty of Engineering, Iwate University
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和田 規一
Departmens of Applied Chemistry, Faculty of Engineering, Iwate University
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