診断に苦慮したspindle cell angiosarcomaの1例
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概要
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80歳代,男性。初診1ヵ月前から,左上腕に皮下腫瘤を自覚し,増大してきたため当科受診した。初診時左上腕伸側に鶏卵大の弾性硬の皮下腫瘤あり。病理組織では境界明瞭な結節性病変で,紡錘形細胞の束状増殖と多形性増殖が認められた。免疫組織化学ではvimentin,CD10,CD31,VEGFR-1陽性,von Willebrand factor,CD34,EMA,D2-40,desmin,SMA,S-100蛋白,CD3,CD79a,CD68,MNF116陰性であった。病理組織像と免疫組織化学よりspindle cell angiosarcomaと診断した。
著者
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峯村 徳哉
東京医科大学八王子医療センター皮膚科
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菅又 章
東京医科大学八王子医療センター形成外科
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菅又 章
東京医科大学 形成外科
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長谷 哲男
東京医科大学八王子医療センター
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芹澤 博美
東京医科大学八王子医療センター 病理診断部
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平野 宏文
東京医科大学病院皮膚科学教室
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平野 宏文
東京医科大学八王子医療センター皮膚科
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