都市郊外在宅高齢者における身長とBMI区分別にみた3年間の生存日数との関係
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概要
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目的:本研究の目的は,都市郊外の在宅高齢者における,身長とBMI(Body Mass Index)の実態とその後3年間の生存日数との関連を明らかにすることである.方法:調査対象者は,都市郊外の在宅高齢者20,939名とし,2004年9月に郵送自記式質問紙調査を実施した.分析対象者は,13,460名(回収率64.3%)の中から,転居者501人とID不明者126人を削除し12,833人を分析対象者とした.分析対象者に対して2007年8月31日までの生存と死亡者549名の死亡日を明確にした.身長とBMI区分別に生存日数との関連を解析する方法は,一元配置分散分析を用いた.総合解析では,Cox比例ハザードモデルを用いた.結果:男女ともにBMI19未満群の生存日数は,BMI19以上の各群に比べて統計学的に有意(P〈0.001)に短い傾向を示した.また,男性の身長150cm未満群,女性140cm未満群の生存日数は,それ以外の高身長各群に比べて,統計学的に有意(P〈0.001)に短い傾向を示した.生存日数を規定する要因を総合的にみると,前期高齢者で,BMIが19以上であり,男性では身長150cm以上,女性では140cm以上群が,統計学上有意に生存日数が長いことが示された.一方,学歴は,統計学的に有意な関連が見られなかった.結論:本研究では,都市郊外在宅高齢者において,前期高齢者で,男性身長が150cm以上群,女性140cm以上群と,男女ともにBMI19以上群の生存日数が有意に長くなる傾向が示された.
著者
-
藤原 佳典
東京都健康長寿医療センター東京都老人総合研究所 社会参加と地域保健研究チーム
-
高橋 俊彦
首都大学東京・都市システム科学専攻
-
長谷川 卓志
首都大学東京・都市システム科学専攻
-
星 旦二
首都大学東京
-
中山 直子
首都大学東京 都市環境科学研究科
-
栗盛 須雅子
茨城キリスト教大学看護学部
-
井上 直子
首都大学東京都市システム科学専攻域
-
櫻井 尚子
東京慈恵会医科大学
-
高城 智圭
首都大学東京大学院
-
山本 千紗子
上武大学・看護学部
-
星 旦二
首都大学東京・都市システム科学域
-
井上 直子
首都大学東京・都市システム科学域
-
中山 直子
首都大学東京・都市システム科学専攻域
-
中山 直子
首都大学東京・都市システム科学域
-
中山 直子
首都大学東京大学院都市環境科学研究科
-
栗盛 須雅子
茨城キリスト教大学
-
長谷川 卓志
首都大学東京・都市システム科学域
-
藤原 佳典
東京都健康長寿医療センター研究所(東京都老人総合研究所)
-
高城 智圭
首都大学東京・都市システム科学域
-
高橋 俊彦
首都大学東京・都市システム科学域
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