甲状腺機能充進症におけるレニン・アンギオテンシン・アルドステロン系についての研究
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
甲状腺機能充進症の血漿レニン活性, 血漿アンギオテンシンII含量および血漿アルドステロン含量は, それぞれ2.22±1.67ng/ml/h, 98.7±64.6pg/mlおよび13.5±13.7ng/dlと高値を示した.またfurosemide投与の上2時間立位とした場合, いずれも著明に上昇した.<BR>以上より, 本症におけるレニン・アンギオテンシン・アルドステロン系の亢進は, 甲状腺ホルモンのNa排泄促進作用と交感神経系の感受性の亢進によるものと推論した.
- 一般社団法人 日本内分泌学会の論文
著者
-
斉藤 慎太郎
東北大学医学部第二内科
-
桜田 俊郎
東北大学医学部第二内科
-
桜田 俊郎
東北大学医学部 第二内科
-
竹内 孝彦
東北大学医学部第2内科
-
福地 總逸
東北大学医学部第二内科
-
斉藤 慎太郎
東北大学医学部 第二内科
-
中嶋 凱夫
東北大学医学部第2内科
関連論文
- Basedow病患者331例における放射性ヨード(131I)治療の長期成績
- 慢性甲状腺炎による甲状腺機能低下症の経過中にBasedow病を発症した2例
- 低Na血症を伴つた原発性甲状腺機能低下症患者におけるantidiuretic hormone (ADH)の分泌動態について
- 尿中T3排泄量を指標としたTSH刺激試験
- 副腎スキャン剤131I-19-コレステロールの生体内代謝
- 原発性アルドステロン症における血漿アルドステロン含量について:I.レニン・アンギオテンシン系とアルドステロン
- 犬腎尿細管における3, 5, 3′-Triiodothyronine (T3) の再吸収および分泌の動態:Stopflow法による検討
- 腎静脈また副腎静脈血中アルドステロン含量測定による原発性アルドステロン症の副腎腺腫の局在の診断
- Radioimmunoassayによる血漿11-deoxycorticosterone (DOC) 含量の測定法
- 橋本病におけるヨード有機化障害