廃棄乗用車タイヤゴムの各種条件下における軟化再生
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概要
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廃棄乗用車タイヤゴム(粉)の各種条件下における軟化再生と, 再生ゴムの特性を調べるためにこの実験を行った. 無酸素状態で乗用車タイヤゴム粉 (SBR主体) を170〜350°Cで1〜4時間加圧加熱すると, 初め軟化し, 次いで硬化することを見出し, 適当な条件を選べば再生ゴム化することができる. この再生ゴムとしての性能は天然ゴムを主体とする廃棄タイヤより在来の方法により作られた再生ゴムより劣るが, 比較的高い性能を要求しないゴム製品には使用できる. また300°Cで1時間程度処理すると, ゴム部分は液化し, これを分離すると, 簡単に液状ゴムと回収カーボンブラックが得られ, 各有効に利用し得る.
- 社団法人 日本ゴム協会の論文
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