鉄鉱石焼結プロセスにおけるエネルギー低減型2次燃料吹込み技術の開発
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
JFE Steel Corporation developed the hydrogen-based gas fuel injection technology for sintering machines to improve sinter quality without increasing coke breeze ratio. With the technology, it is possible to extend the temperature zone between 1200°C and 1400°C by injecting the gaseous fuel from the top surface of the sintering machine as a partial substitute for coke breeze. Theoretical and experimental studies were carried out to verify the effect of the gaseous-fuel injection technology on pore structure in the sinter cake with the X-ray CT scanner and sintering pot test.It is important to hold the temperature between 1200°C and 1400°C in order to produce high strength and high reducibility sinter. The liquid phase ratio can be increased with extending the proper temperature zone by applying the gaseous fuel injection technology. The increase in liquid phase ratio promotes the combination of pores (1–5 mm) and sinter strength is improved. At the same time, the pores over 5 mm growth are promoted and the permeability is improved in the sintering bed. Moreover, the low-temperature sintering process depresses the iron ore self-densification. Micro pores under 1 μm remain in unmelted ores and improve sinter reducibility. As a result, the technology enables to improve the pore structure in the sinter cake and sinter quality.The technology was put into commercial operation at Keihin No. 1 sinter plant in January 2009 and stable operation has continued up to the present. As a result, the energy efficiency in the sintering process is greatly improved, and it has been achieved to reduce CO2 emissions by a maximum of approximately 60000 t/year at Keihin No. 1 sinter plant.
著者
-
山本 哲也
Jfeスチール
-
清水 正賢
九州大学大学院 工学研究院
-
武田 幹治
JFEスチール(株)スチール研究所
-
佐藤 秀明
Jfeスチール(株)スチール研究所
-
町田 智
JFEスチール(株)スチール研究所
-
大山 伸幸
JFEスチール(株)スチール研究所
-
西岡 浩樹
九州大学大学院工学研究院材料工学部門
-
西岡 浩樹
九州大学大学院
-
大山 伸幸
Jfeスチール株式会社スチール研究所製銑研究部
-
岩見 友司
JFEスチール株式会社スチール研究所製銑研究部
-
渡辺 芳典
JFEスチール株式会社東日本製鉄所(京浜地区)製銑部 原料工場
-
佐藤 道貴
Jfeスチール スチール研
-
武田 幹治
Jfeスチール株式会社スチール研究所
-
樋口 隆英
JFEスチール株式会社スチール研究所
-
岩見 友司
Jfeスチール株式会社 スチール研究所製銑研究部
-
佐藤 道貴
JFEスチール株式会社スチール研究所
-
渡辺 芳典
JFEスチール株式会社東日本製鉄所
-
山本 哲也
JFEスチール株式会社スチール研究所
-
町田 智
JFEスチール株式会社スチール研究所
-
大山 伸幸
JFEスチール株式会社スチール研究所
-
樋口 隆英
JFEスチール(株)スチール研究所
-
渡辺 芳典
JFEスチール株式会社 東日本製鉄所(京浜地区)製銑部
-
岩見 友司
JFEスチール(株)スチール研究所
関連論文
- Wicke-Kallenbach法を用いた炭材内装熱間成型ブリケットのCO-CO_2混合ガスの有効拡散係数の測定(製銑)
- 炭材内装塊成鉱の反応挙動に及ぼす鉄鉱石および石炭性状の影響
- 石炭ベース還元鉄製造技術による環境負荷軽減の試み (石油エネルギー技術特集 環境調和的な石炭利用)
- 高炉操業およびコークス反応挙動に及ぼすコークス反応性の影響解析
- No.11 石炭軟化溶融状態のレオロジー特性解析(熱分解・コークス(1))
- 石炭ベース還元鉄製造技術による環境負荷軽減の試み
- 鉄鉱石の浸炭溶融挙動に及ぼす脈石の影響
- 2段羽口式溶融還元炉による難処理金属スラッジの資源化技術の開発
- 石灰石・粉コークス外装造粒技術の開発 (製銑特集号)
- 粉コークス・石灰石外装造粒法による焼結鉱の高炉内評価 : 焼結原料の粉コークス・石灰石外装造粒技術の開発-5
- 焼結過程における通気性と焼結鉱品質に及ぼす擬似粒子中の石灰石と粉コークスの賦存状態の影響(製銑)
- パイロットプラントにおける粒鉄製造試験操業 : 炭材ベッド型還元溶融炉における粒鉄製造技術の開発-1
- 炭材ベット型還元溶融炉の生産性に及ぼす配合条件の影響
- 炭材ベット型還元溶融炉の生産性に及ぼす操業条件の影響
- 炭材ベッド型還元溶融法による製鉄ダスト処理技術の開発
- コークスの表面破壊強度およびCO_2反応前後での引張強度に及ぼす気孔構造の影響(コークス強度評価技術の新展開,劣質な石炭のコークス化機構解析とコークス強度評価)
- DEMによるコークスの気孔構造推定モデル
- コークスのタンブラー強度に及ぼす気孔構造の影響
- CH_4ガスに随伴された微粉鉱石の高速輸送還元(製銑)
- 古紙による酸化鉄の還元
- 酸化鉄の高速CH_4還元における金属鉄層中での物質移動
- 純鉄表面におけるCH_4の分解と浸炭挙動
- CH_4ガスに随伴させた微粉鉱石の高速還元挙動
- H_2-CH_4混合ガスによるペレット状セメンタイト生成に及ぼす温度の影響
- 高密度炭材内装ブリケットのスラグ浴還元
- H_2CH_4混合ガスによるペレット状炭化鉄の生成速度
- 種々の雰囲気温度・ガス組成下での炭材内装高密度ペレット内部の温度・圧力変化と反応機構
- 鋼材表面疵近傍におけるサブスケール層内の粒状酸化物の生成機構
- ハンドピッキングを用いたコークスおよびセミコークスの局所構造解析(炭素構造からみたコークス化機構解析,劣質な石炭のコークス化機構解析とコークス強度評価)
- 炭材内装塊成鉱の有効拡散係数とその温度依存性
- CH_4ガスに随伴された球状ウスタイト輸送還元反応の速度論的解析(製銑)
- 廃棄物・バイオマス利用鉄 - 水素コープロダクションシステム
- 石から鉄へ : 製銑プロセス研究を通して
- 炭材内装熱間成型ブリケットのガス化反応に及ぼす雰囲気ガスと温度の影響(製銑)
- 高炉の排滓性におよぼす滴下スラグ中のFeO濃度の影響(モデル解析,高炉その3,製銑プロセスの環境調和・資源対応力強化を目指して)
- 出銑滓挙動におよぼす各種炉内条件の影響(モデル解析,高炉その3,製銑プロセスの環境調和・資源対応力強化を目指して)
- 高炉炉床部における液流れの3次元数学モデル(モデル解析,高炉その3,製銑プロセスの環境調和・資源対応力強化を目指して)
- 鉄鉱石の造粒に及ぼす添加水分量と濡れ性の影響(鉄鉱石特性および原料造粒設計,焼結その1,製銑プロセスの環境調和・資源対応力強化を目指して)
- 新世紀における高炉操業の進展と研究開発(製銑プロセスの環境調和・資源対応力強化を目指して)
- 炭材内装ブリケットの残留炭素濃度に及ぼす雰囲気ガスの影響
- 高炉炉床部における凝固層の生成を考慮した伝熱解析
- 炭材内装法による高速自己還元技術の可能性と将来展望
- カルシウムフェライト系融液中へのFe_2O_3の溶解速度
- 方形波パルス加熱法によるCaO-SiO_2系フラックスの熱物性値測定
- 鉄鉱石の造粒特性に及ぼす添加水分量と濡れ性の影響
- 高炉への鉱石・コークス多量混合装入技術の開発(高炉内基礎現象および操業技術,高炉その1,製銑プロセスの環境調和・資源対応力強化を目指して)
- 炭材接合低気孔率ペレットの反応挙動に及ぼす雰囲気ガスの影響
- 鉱石炭材混合粉の高温還元特性
- 小型電気炉を用いた鉱石炭材混合粉の還元, 溶融実験
- 電気炉溶鋼コストに及ぼす還元鉄品質の影響
- 小型電気炉を用いた鉱石炭材混合粉の還元実験
- スラグ中MgOの[S]への影響について
- 製銑
- 部分還元焼結鉱の製造技術および品質の評価(熱炭素還元および部分還元焼結,焼結その4,製銑プロセスの環境調和・資源対応力強化を目指して)
- 焼失型装入物による焼結ケーキ性状および通気性への影響(原料層構造設計による焼結プロセス制御,焼結その3,製銑プロセスの環境調和・資源対応力強化を目指して)
- 焼失型装入物による焼結ケーキ性状および通気性への影響
- 原料品質に対応した低還元材比操業に向けた装入物分布 (製銑特集号)
- 高炉低還元材比操業に向けた周辺流制御と原材料品質設計(高炉低還元材比操業,高炉その4,製銑プロセスの環境調和・資源対応力強化を目指して)
- 離散要素法に基づく高炉内コークス充填層の応力分布と固体流れの解析(モデル解析,高炉その3,製銑プロセスの環境調和・資源対応力強化を目指して)
- 低還元材比時の高炉操業と原燃料品質設計
- 原料性状がフェロコークス反応挙動に及ぼす影響
- 造粒炭の添加による高強度高反応性コークスの製造
- 13.マイクロフォーカスX線CTによるコークス反応形態の検討
- 老朽コークス炉における限界押出力
- コークス気孔構造制御技術の開発
- 鉄内装型コークス製造プロセスの開発
- コークスの強度および反応性に及ぼす気孔構造の影響
- 65 石炭微細組織成分の形状がコークス品質に及ぼす影響(コークス品質,抽出物添加)
- 不活性原料介在のコークス収縮挙動および亀裂生成に及ぼす影響(製銑)
- ハンドピッキングによるコークス及びセミコークスの局所構造解析
- 鉄の浸炭初期過程に及ぼす炭素結晶性の影響
- 酸化鉄と水との接触角に及ぼす気孔率および表面粗さの影響
- 鉄鉱石の高温還元に及ぼす SiO_2 および Al_2O_3 の影響(高炉)(製銑プロセスの機能強化と新展開)
- 鉄鉱石の高温還元に及ぼすSiO_2およびAl_2O_3の影響
- 液流れを考慮した炉芯の非定常伝熱解析(高炉)(製銑プロセスの機能強化と新展開)
- 液流れを考慮した炉芯の非定常伝熱解析
- CaO-SiO_2系フラックスの熱物性値測定への方形波パルス加熱法の適用
- マイクロ波加熱による高炉・製鋼ダストからの脱亜鉛挙動
- 低還元材比操業における炉床の残銑滓管理に関する検討
- 難焼結性褐鉄鉱の物理性状と造粒特性
- 微細鉄鉱石からの高効率脈石分離
- Wicke-Kallenbach法による炭材内装ブリケットの有効拡散係数の測定
- コークスケーキ炉壁間クリアランスに及ぼす亀裂生成の影響 (特集 コークス品質制御技術)
- フェロコークスの反応挙動と高炉内評価
- 鉄鉱石焼結プロセスにおけるエネルギー低減型2次燃料吹込み技術の開発
- 廃棄物の製鉄利用を目指した鉄-水素コプロダクションシステム (特集 材料・原料におけるエコロジー)
- 半凝固層の伝熱特性と熱伝導率
- 固液間の対流伝熱に及ぼす固体形状の影響
- 焼結鉱の主要鉱物相の還元速度に及ぼすCO濃度の影響
- No.33 マイクロ波加熱下における石炭膨張性の評価(研究発表)
- 灌液充填層中を滴下する液滴の滴下挙動のモデル化
- 廃棄物の製鉄利用を目指した鉄-水素コプロダクションシステム
- 高炉炉床部における液面形状と残銑滓量の推定
- カルシウムフェライト系融液の生成速度に及ぼすSiO_2およびAl_2O_3の影響
- Development of Fe Base Phase Change Materials for High Temperature Using Solid-Solid Transformation
- 出銑滓速度および残銑滓量におよぼす炉下部構造の影響
- 炭材内装ブリケットの伝熱機構 : ハロゲンフラッシュ法による熱物性値測定
- Effect of Slag Melting Behavior on Metal-Slag Separation Temperature in Powdery Iron, Slag and Carbon Mixture
- No.2 軟化溶融石炭の浸透距離がコークス品質に及ぼす影響
- 粉コークスと気体燃料の併用焼結技術における酸素富化の影響