蔗糖転化ケインモラセスを原料としたグルタミン酸発酵の工業的実施
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概要
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グルタミン酸発酵において,糖源として蔗糖を用いるよりも転化糖を用いた場合のほうが生産収率が高いという実験室規模の知見を工業的な規模において実用化した.ケインモラセス中の蔗糖の転化には硫酸またはインベルターゼ源としての酵母エキス製造残渣が有利であった.工場規模で実施されている糖フィード法を用いたグルタミン酸発酵の場で,転化モラセスを原料にした場合には,無処理のケインモラセスを原料にした場合に比較して,グルタミン酸蓄積で約5g/l,対糖収率で約3%上回った.
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