(+)-プレゴンを主成分とするMentha gentilis L. の精油中の新テルペンアルコールについて
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概要
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東海地方の各地に分布する(+)-プレゴン主成分の野生ハッカ, Mentha gentilis L.の精油成分を検索し,以下の知見を得た. (1) プレゴンの関連化合物として,天然界から新しく3種のアルコール成分, (-)-(1R:3R)-cis-プレゴール, (+)-1R-8-ヒドロキシ-3-p-メンテンおよび(-)-1R-8-ヒドロキシ-4-p-メンテン-3-オンを単離確認した. (2) 本ハッカの時期別採油による成分組成の変動から,生体内におけるおもな化合物の生合成経路を考え,化学分類学の面で,本品種は新しい系統に属することを推定した.
- 社団法人 日本農芸化学会の論文
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