Agrobacterium rhizogenes によるヒメツルニチニチソウ (Vinca minor L.) の形質転換と植物体再生

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概要

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• ビンカミン生産植物 Vinca minor L. に Agrobacterium rhizogenes MAFF301724株由来のkms変異株DC-AR2株 (pRi1724保有) を接種し, 1mg/lのNAAを添加したMS培地で培養することによって毛状根が誘発できた. さらに培養を続けると, 本毛状根から植物体が再生し, これらはpRi1724によって形質転換されていることが確認された. 再生個体の幾つかは, 非形質転換培養植物に比べ茎数が10倍以上増加した． kmR遺伝子およびGUS遺伝子を持つバイナリーベクターpBI1121を導入したDC-AR2株接種によっても, 毛状根の誘発ならびに再生個体の取得ができ, これらはカナマイシン耐性およびGUS活性を示し, GUS遺伝子の組み込みも確認された. 以上より, A. rhizogenes 感染によって V. minor から形質転換個体が得られ, その顕著な茎数増加の特徴はクローン繁殖に有用であることが示唆された.

• 日本植物細胞分子生物学会の論文

著者

• 田中 伸和

  ダイセル化学工業(株)総合研究所

• 田中 伸和

  広島大・遺伝子実験施設

• 松本 武

  ダイセル化学工業(株)総合研究所

• 高尾 実里

  ダイセル化学工業株式会社総合研究所

• 高尾 実里

  ダイセル化学工業(株)総合研究所

• 松本 武

  ダイセル化学・総研

• 高尾 実里

  ダイセル化学工業 (株) 総合研究所

• 田中 伸和

  ダイセル化学工業 (株) 総合研究所

• 松本 武

  ダイセル化学工業 (株) 総合研究所

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