半対流水銀電極を用いる銅,鉛,カドミウムの定電流電位差滴定
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概要
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半対流水銀電極を定電流電位差滴定に適用し,適用濃度範囲,精度などを検討した.pH4.2あるいは5.2の酢酸-酢酸ナトリウム緩衝溶液(μ=0.1)中でエチレンジアミン四酢酸二ナトリウム溶液を滴定試薬として銅,鉛,カドミウムの滴定を行い,半対流水銀電極を用いる定電流電位差滴定は滴下水銀電極を用いる方法に比し,感度において優るが精度においては劣ること,前報に報告した滴定終点と当量点の関係式は,この場合にも適用し得ることを明らかにした.<BR>適当な加電流を選び,上記の計算式を用いることによって,銅,鉛,カドミウムいずれの場合においても,4×10<SUP>-5</SUP><I>M</I>までの濃度範囲では2%以下の誤差で滴定し得ることを示した.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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