混合溶媒中の酸-塩基指示薬の動向(II) : 混合指示薬
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
式<I>Y</I>=2-log{(1-<I>X</I>)/<I>X</I>}を用いて指示薬の理想的なpH-吸光度曲線をいくつか描くことによって,アルコール類,アセトンなどの混合溶媒中の指示薬の変色域を求めた.一般に有機溶媒の濃度が増加するにつれて変色域は狭くなる.また,混合指示薬の成分のpH-吸光度曲線を肉眼の色感度で補正して一重ねることによって,その混合指示薬の変色点を求めることができ,さらにこのグラフを使って混合比を変えると変色点がどう変わるかがわかる.なお,混合指示薬の変色点にpHを調整して変色させた溶液をフィルターとして用いると,光度滴定の時の屈曲点が明りょうになる.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
著者
関連論文
- 溶媒抽出-イオンクロマトグラフィーによる海水中の臭化物イオンの定量
- 酸-塩基けい光指示薬に対する混合溶媒の影響
- 水-ジオキサン混合溶液の指示薬に対する影響
- 混合溶媒中のアンモニウム塩のアルカリ滴定
- 混合溶媒中の酸-塩基指示薬の吸収スペクトル : 混合溶媒中の酸-塩基指示薬の動向(第3報)
- 水-アルコール類混合溶液中の酸度 : 混合溶媒中の酸-塩基指示薬の動向(第4報)
- 混合溶媒中の酸-塩基指示薬の動向(II) : 混合指示薬
- 混合溶媒中の酸-塩基指示薬の動向(I)