混合溶媒中の酸-塩基指示薬の動向(I)
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概要
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有機溶媒が混入している状態での酸-塩基指示薬の動向を調べるために,混合溶媒としてアルコール類と水,アセトンと水系について実験を行ない,水に混入する有機溶媒の濃度を変えたとき,および混入有機溶媒の種類によって酸-塩基指示薬の見かけのp<I>K</I><SUB>i</SUB>がどのように変わるかを調べた.指示薬としては,スルホフタレイン系としてB.T.B.,B.C.G.を用い,アゾ系としてD.Y.,M.R.を用いた.スルホフタレイン系指示薬は有機溶媒の混入とともに,見かけのpHでの変色位置は高くなり,アゾ系ではその逆になっている.さらにこの結果にもとづいて,メタノール,エタノール混入時の酸-塩基滴定をリン酸-水酸化カリウムについて行ない考察した.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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