ポーラログラフ法によるサリチル酸の定量 : クロラニルおよびその関連化合物のポーラログラフィーに関する研究(第3報)
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概要
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サリチル酸は直接ポーラログラフ法で分析することはできないが,さきに報告したように,塩素酸カリウムと塩酸を作用させると容易に酸化されて定量的にクロラニルを生成する.したがって,このクロラニルをエーテルで抽出し,第1報<SUP>3)</SUP>で述べたように,<I>N</I>/10硝酸カリウムを支持塩としたpH3.4の50%アルコール溶液を電解液としてポーラログラフ法によって測定すれば簡便にサリチル酸の定量ができることが判明した.<BR>この方法を食酢中に防腐剤として加えられるサリチル酸の定量への応用の可能性を検討し,本法がきわめて簡便ですぐれた定量法であることを認めた.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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