エオシンおよびフロキシンのポーラログラフィー : 食用タール色素のポーラログラフィー(第2報)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
キサンテン系食用タール色素のうち,エオシン(食用赤色103号)およびフロキシン(食用赤色104号)の水溶液のポーラログラフィーについては,さきに報告したように変則波を含んでいた.今回,この変則波が現われない条件について種々検討した結果,溶媒にジオキサン-水の混合溶液を用いることによって正常なポーラログラムが得られた.<BR>0.1<I>M</I>テトラメチルアンモニウムクロライドを支持塩として,エオシンについてはpH1.0〜14.0,フロキシンの場合はpH3.8〜14.0においてポーラログラフィーを行ない,pHの変化による波形と半波電位の変化を調べた.<BR>また,これらの色素のpH3.8の溶液における温度ならびに水銀圧の変化による電流の変化から,限界電流は拡散電流を示していることを認め,10<SUP>-3</SUP>〜10<SUP>-4</SUP><I>M</I>程度において簡便に定量できることがわかった.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
著者
関連論文
- 市販陶磁器製食器の重金属溶出試験について
- 砂重量法による固体の新表面積測定法 : 特に合成樹脂製品の規格試験への応用
- エオシンおよびフロキシンのポーラログラフィー : 食用タール色素のポーラログラフィー(第2報)
- ポーラログラフ法によるペンタクロルフェノールの定量 : クロラニルおよびその関連化合物のポーラログラフィーに関する研究(第4報)
- ポーラログラフ法によるサリチル酸の定量 : クロラニルおよびその関連化合物のポーラログラフィーに関する研究(第3報)
- ポーラログラフ法によるフェノールの定量 : クロラニルおよびその関連化合物のポーラログラフィーに関する研究(第2報)
- クロラニル酸のポーラログラフィーとカルシウム定量への応用 : クロラニルおよびその関連化合物のポーラログラフィーに関する研究(第5報)
- ポーラログラフ法によるクロラニルの定量 : クロラニルおよびその関連化合物のポーラログラフィーに関する研究(第1報)
- 人工甘味料の分析法に関する研究(第1報) : サイクラミン酸ナトリウムの定量 その1
- 食用タール色素の退色に関する衛生学的研究 (第8報)
- ヒ素試験用分解フラスコ中のヒ素量
- 食用タール色素の退色に関する衛生学的研究(第7報)
- 人工甘味料の分析法に関する研究(I)サイクラミン酸ナトリウムの定量
- 食用タール色素の退色に関する衛生学的研究(第6報)
- 食用タール色素の退色に関する衛生学的研究(第5報)
- 食用タール色素の退色に関する衛生学的研究(第4報)
- 食用タール色素の退色に関する衛生学的研究(第3報)
- 食用タール色素の退色に関する衛生学的研究(第2報)
- 食用タール色素の退色に関する衛生学的研究(第1報)