X線回折計による黄銅中の銅の定量
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
X線回折計の工業分析化学への応用の一つとして,黄銅を硝酸に溶解し蒸発乾固して硝酸塩としたのち,400〜500℃で熱分解し,これを900℃前後の温度に加熱して,酸化銅,酸化亜鉛の完全な結晶体とした.<BR>X線回折計によって再現性よく定量する方法について検討した結果,900℃で加熱して作った酸化物をメノウ乳鉢で約30分間粉砕して,回折線の強度として回折ピークの面積(半価幅×高さ)を用いると精度よく定量でき,分析値の再現性は±2%位であった.<BR>黄銅の標準試料の値と本法による定量値とはよく一致した.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
著者
関連論文
- 螢光 X 線分析法による特殊鋼中の主成分元素の定量
- 115 螢光 X 線分析法による特殊鋼中の主成分元素の定量(分析・性質, 第 59 回(春季)講演大会講演大要)
- 8 英国分光分析標準試料による発光分光分析 : 鉄鋼中の微量元素の発光分光分析 I(分析, 日本鉄鋼協会第 60 回(秋季)講演大会講演大要)
- 鉄鋼中のチタンの吸光光度定量 : 液状アマルガム還元-ハイドロキノン発色法
- ジフェニルアミンスルホン酸ナトリウム吸光光度法によるバナジウム定量方法の応用に関する研究 : 鉄鉱石,鋼滓,二酸化マンガン,チタン工業原料およびその中間品のバナジウムの定量
- p-ジメチルアミノベンジリデンローダニンを捕集剤として用いるトリウム化合物中の微量銀のマーキュプラール比色法による定量 : 共沈法による微量銀の分離(第1報)
- 中性子放射化分析による高純度鉛中の金およびヒ素の定量
- 微量分析用光電光度計の試作
- イオン交換樹脂を用いる不銹鋼中の微量コバルトの分離定量
- X線回折計によるスラグの組成分析
- X線回折計による黄銅中の銅の定量
- イオン交換樹脂を用いる銅中の微量の金の分離定量
- 抽出-黒鉛スパーク法による金属ウラン中の鉄ニッケル,銅の定量 : ジエチルジチオカルバミン酸ナトリウム-クロロホルム抽出
- 酢酸エチル抽出法を用いる銅中の微量の金の分離定量
- X線回折計による硫化鉱中のマグネタイト,パイライト,カルコパイライトの組成分析
- 水銀陰極電解における白金電極の溶解
- 水銀を捕集剤として使用する極微量の銀の分離方法
- 水銀陰極電解分離法を用いる金属シルコニウムおよび金属チタン中の極微量コバルトの比色定量
- タイトル無し
- タイトル無し