ガスクロマトグラフィーによるトリグリセライドの分析;定量分析法の検討 : ガスクロマトグラフィーの応用研究(第2報)
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概要
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前報においてトリグリセライドのガスクロマトグラフィーにおける分析条件の影響について報告を行なったが,本報においてはさらに他の分析条件について検討を行なった.<BR>固定相液体についてはJXR,OV-1,OV-17,Versamid 900などを検討したが,OV-17が耐熱性もよく,すぐれた分離を示すことがわかった.OV-17を使用することにより,従来は同一物と報告されていたバターとマーガリンのグリセライドの各成分は同一物ではないことがわかった.<BR>充てん剤の作製方法はエバポレーター法よりフィルター法がはるかにすぐれ,試料の損失も少なかった.<BR>固定相量については2〜8%の範囲を検討した結果,固定相量が8%の場合,試料の損失が大きくなることがわかった.<BR>定量性についてはキャリヤーガス流量調節に質量流量制御弁を用いることにより,良好な結果を得た.<BR>上記の分析条件により,ラード,牛脂,鯨油などの動物性油脂,バター,マーガリン,チーズなどの食用油脂の直接分析を行なった.
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