塩化臭素による水溶液中のアルコールの容量分析
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概要
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ハロゲンが酸化剤として作用することはよく知られている.著者らは,塩化臭素がアルコールを酸化し,その酸化力は臭素よりも強いことを見いだした.この事実に基づいて,水溶液中のアルコールを塩化臭素で酸化したのち,過剰の塩化臭素をヨウ素滴定して定量する方法を検討し,満足できる結果を得た.従来法に比較して操作は簡便で,定量可能範囲は広く,この範囲における回収率の精度は,変動係数で1級アルコール(エタノール・プロパノール-1・ブタノール-1)および2級アルコール(プロパノール-2・ブタノール-2)に対してそれぞれ±1.01%,±0.80%であった.<BR>さらに,液体洗剤,香粧品などに含まれるエタノールの定量に本法を適用した結果,じゅうぶん応用できることがわかった.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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