クペロンによるクロム(VI)の選択抽出を利用した微量クロム(III)及びクロム(VI)の吸光光度定量
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概要
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(O.03〜0.04)N の硫酸濃度の下でクロム(III)とクロム(VI)の共存溶液についてクベロン-クロロホルム抽出を行った。その結果、クロム(VI) のみがクロロホルム相へ移行することを見いだし、クロム(III)とクロム(VI)の分別が可能となった。 また、クベロソークロ回ホルム抽出を行う前にL-アスコルビン酸を加えておけばクロム(VI) はクロム(III) に還元されて水相中に残り、全クロムとしての定量も可能であった。 水相中のクロム(III) 量は、ジフェニルカルバジドで発色後べンジルアルゴールに抽出し、その吸光度を測定して求めた。 クロム(VI) 量は全クロムとクロム(III) 量の差から求めた。 本法では (0.1〜20.0)μg のクロムが定量され、共存する 100 倍量の鉄、水銀、モリブデン及び1O倍量のバナジウムは妨害を与えなかった。
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1975-06-10
著者
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