モノ,ジアミンのイオン交換クロマトグラフィーにおけるpHとナトリウムイオン濃度の影響
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概要
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モノアミン,およびジアミンのクロマトグラフィーについて,溶離液のpHとナトリウムイオン濃度が保持容量(保持時間)および分離精度に及ぼす影響を検討し,分析時聞8時間以内で精度のよい分析を行なった.アミノ酸分析計の仕様をそのまま利用して,0.6×12cmのスルホン酸型カチオン交換球状樹脂カラムを用い,pH5.28からpH12.50までのクエン酸緩衝液,ホウ酸緩衝液,およびサリチル酸緩衝液により段階溶離法とこう配溶離法とを組み合わせて溶離し,ニンヒドリン発色法により検出定量した.また脂肪族モノアミンについては,その解離定数と溶離液のpHおよびナトリウムイオン濃度からおのおののアミンの見かけの分配係数<I>K</I><SUB>d</SUB><SUP></SUP>を算出し,その値により保持容量を予測し,分離に必要な条件を見いだすことができることを明らかにした.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
著者
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