トリエタノールアミン存在下2-(2-チアゾリルアゾ)-5-ジメチルアミノフェノールによるニオブの吸光光度定量
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概要
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トリエタノールアミン存在下における2-(2-チアゾリルアゾ)-5-ジメチルアミノフェノール(TAM)によるニオブの吸光光度定量について検討を行なった.<BR>TAMはニオブと青紫色の錯体を生成し,pH3.2〜3.8の範囲において一定の吸光度を示す.ニオブ錯体の極大吸収波長は603nm付近にあり,モル吸光係数は4.8×10<SUP>4</SUP>である.<BR>ニオブ錯体は60分間放置したのち,試薬ブランクを対照として605nmにおける吸光度を測定した.その結果,ニオブ1.2μg/m<I>l</I>までは直線関係が得られた.連続変化法およびモル比法によって,錯体組成は[ニオブ]:[TAM]=1:1と推定される.<BR>共存イオンに関しては,チタン,銅,アルミニウム,ジルコニウム,鉄および炭酸塩などは本法を妨害する.<BR>鋼試料中のニオブの定量に対しては,妨害イオンをメチルイソブチルケトン(MIBK)により抽出除去することによってほぼ満足する結果が得られた.
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