ゼフィラミン共存下で2-(2-チアゾリルアゾ)-5-ジメチルアミノフェノールによるジルコニウムの吸光光度定量
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概要
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ゼフィラミン及びメタノール共存下で2-(2-チアゾリルアゾ)-5-ジメチルアミノフェノール(TAM)によるジルコニウムの吸光光度定量に関する基礎的な条件について検討した.ジルコニウムとTAMは青紫色ないし紫色の錯体を生成し,pH3.7〜4.5の範囲において一定の吸光度を示し,この錯体は比較的安定である.ジルコニウム0.4μg/mlまでは吸光度との間に直線関係が認められた.錯体の見掛けのモル吸光係数は波長595nmにおいて1.05×10^5 l mol^<-1>cm^<-1>であり,吸光度0.001に対する感度は8.69×10^<-4>μg/cm^2である.錯体組成は連続変化法及びモル化法により,ジルコニウム:TAM=1:4と推定される.共存イオンの影響は数種のマスキング剤を用いることにより少なくなる.しかしながら,銅,ハフニウム,タングステン,タンタル,フッ素,シュウ酸,酒石酸及びクエン酸塩などは微量の共存でもジルコニウムの定量に妨害する.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1977-04-05
著者
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