ジエチルジチオカルバミン酸によるビスマス,銅およびテルルの吸光光度定量法
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概要
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ビスマス,銅およびテルルの連続吸光光度法を確立した.<BR>これら3成分はEDTA共存下でジエチルジチオカルバミン酸と有色錯塩を生ずる.ベンゼンで抽出したのち,1Nの水酸化ナトリウム溶液によりビスマスが選択的に逆抽出される.逆抽出液はカドミウム-ジエチルジチオカルバミン酸-クロロホルム溶液による置換抽出でビスマスを求める.ベンゼン層は硝酸(1+6)洗浄により銅およびテルルを水溶液層に移したのち,銅をカドミウム-ジエチルジチオカルバミン酸-クロロホルム溶液による置換抽出でテルルから分離定量し,テルルは銅定量後の溶液にジエチルジチオカルバミン酸ナトリウム溶液を加えクロロホルム抽出により定量する.<BR>本法によれば同一試料溶液から3成分を連続定量でき,相互に妨害することもなく操作時間が短縮された.
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