4- (N-アリル-N-トシルアミノ) ナフタル酸-N-メチルイミドの転位における溶媒効果 : 本報を “アミドークライゼン転位反応に関する研究 (第2報)” とする
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概要
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4-(N-アリルーN-トシルアミノ) ナフタル酸-N-メチルイミド (1) の転位速度を9種の溶媒中で測定した。その結果, 1) いずれも1次反応である, 2) 極性溶媒は転位速度を早めるが, その効果は非常に小さく本測定の範囲内では最高3.4倍にすぎない, 3) エチレングリコール, フェノールなどの水酸基溶媒が速度的には比較的有効である, 4) 活性化エントロピーは負の値を示すことなどを見いだした。<BR>以上のことからこの転位は一般のクライゼン転位反応と同様の遷移状態を経て進行するものと考えられる。
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