除雪を考慮した積雪災害度の改良
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
筆者は前に [中峠 : 1968] 積雪災害度を表わす3指数として (i) 気温指数<I>P</I><SUB>θ</SUB>, (ii) 降水量指数<I>P<SUB>W</SUB></I>および (iii) 積雪深指数<I>P<SUB>H</SUB></I>を平均気温と月降水量とで表わすことを提案した.そのとき最大積雪災害度<I>Q</I>を<I>Q</I>=Max (<I>P<SUB>W</SUB></I>, <I>P<SUB>H</SUB></I>) として導入した.<BR>この報告では除雪作業の必要性を考慮して指数を改良し, <BR><I>T</I>α, β=(1-β+β<I>k</I><I>P</I><SUB>θ</SUB>) ・Max (<I>P<SUB>W</SUB></I>, α<I>P<SUB>H</SUB></I>) <BR>を導入した.ここに実用の便宜から<I>k</I>=0.63を用いた.また定数α, βによる<I>T</I><SUB>α,β</SUB>の変化を数値的に検討した.温暖で多雪な北陸地方での<I>T</I><SUB>α,β</SUB>の値の北海道地方での値に対応する比は1.7〜0.85であり, 大略的には対数平均値1.2 (α=β=0.6に対応する) を用いてよいことを結論した.
- 社団法人 日本雪氷学会の論文
著者
関連論文
- γ線を照射したKCl:Pb2+結晶のESRスペクトル
- CsBr:Pb2+の電気伝導度およびITCの測定
- ロックイン増幅器を用いた強い吸収帯の自動分光測定
- 3p-KJ-16 高濃度KCl:Pb^の単結晶と錠剤のスペクトル
- KCl:Pb2+錠剤の高不純物濃度特性
- 27p-SB-29 Pbを多く含むKCl単結晶のγ線照射
- 高濃度KCl:Pb2+錠剤のA帯付近のスペクトル形
- Laueはん点の代表値表示-2-
- 2次元結晶成長の計算機シミュレ-ション
- 雪害問題とオペレーションズ・リサーチ(雪)
- 北陸地方降積雪の特徴
- 2-28 非線型欠陥モデルによる応力-歪曲線の解析
- 1-15 き裂進展の非線型欠陥モデル
- (3-28) 微視的非線型欠陥構造の局部破壊と静歪
- 対数順位分布法による都市人口の考察
- 材料組織の研究におけるカラ-デ-タシステムの試用
- KCl:Pb2+結晶のスペクトルのγ線照射効果
- ガウス分布と対数順位分布との関連
- 新潟県における融雪地すべり発生回数と連続融雪期間
- 30p-H-12 Pb^を高濃度に含むKCl錠剤の分光スペクトル
- 各種斜面上の積雪層構造
- ヘキ開面上のステップ線模様と成長速度
- 能登地方西海岸砂浜の分類
- 除雪を考慮した積雪災害度の改良
- 鋼材の粗粒化と局部硬さ
- 急冷KCl:Pb単結晶中の272mμ分光吸収帯の温度変化
- 新潟県における融雪地すべり発生回数と連続融雪期間
- 除雪を考慮した積雪災害度の改良
- 雪害指数, 人口にもとづく雪害対策経費表現の改良
- 透過ラウエ法によるアルミニウムの変形の研究
- 福井県における積雪深分布の一次近似
- 焼なまし純アルミニウムの疲労粒界き裂の生成
- 2-13 アルミニウム双結晶粒界付近の変形
- 応力─ひずみ曲線の巨視的非線型欠陥モデル
- 微視的非線型欠陥の局部破壊と残留ひずみ
- き裂進展の非線型欠陥モデル
- き裂発生の非線型欠陥モデル
- KCI単結晶の自然へき開と鋼の結晶粒径の冷却速度依存性
- 北陸地方での市民除雪労力とその災害指数
- 雪害指数, 人口および積雪環境の地域差による雪害対策経費の表現
- 雪害指数ならびに人口にもとづく雪害対策経費の表現
- KCl単結晶片のStep線の乱れ