3相固定および流動層の塔壁から層への伝熱特性
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概要
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固定層から流動層にわたる広い流動範囲で気・液・固系の層と塔壁間の複合伝熱係数を測定し, 塔径 (0.12および0.052m), 気体流速, 液体流速, 伝熱部位置, 粒子種類および液粘度の影響を調べた.<BR>液体として水を用いる場合, 直径0.12mの塔における伝熱係数は, 気体流速を一定に保って液体流速を増していくと, 初め増加して極大値に達し, 次いで極小値になった後急速に増加した.さらに液体流速を増すと層は安定な3相流動層となり, 液体流速の増分に対する伝熱係数の増加割合が減少し, ついには気泡塔の伝熱係数になる.<BR>一方, 直径0.052mの塔で液として水を用いた場合および直径0.12mの塔で液体粘度を3.6×10<SUP>-2</SUP>Pa・sとした場合の伝熱係数には極大・極小値は現れなかった.
- 社団法人 化学工学会の論文
著者
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諸岡 成治
九州大学工学部
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加藤 康夫
熊本工大 工
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加藤 康夫
九州大学工学部応用化学科
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籠 運弘
九州大学工学部応用化学科
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内田 和道
九州大学工学部応用化学科
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加藤 康夫
九州大学工学部 応用化学科
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