流動層石炭ガス化炉における流動層内チャー炭素濃度
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概要
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6種類の石炭を, 石炭量2〜6kg/hで, 直径約10cmの加圧流動層反応器へ供給し, 温度1100〜1400Kで, 供給ガス中の酸素で部分酸化させてガス化する実験を行った.フリーボードガスによってキャリーオーバーされない十分大きな粒径分布に調製した石炭を使用した.炭素と灰分のマスバランスの解析から, 次の知見を得た.石炭供給量, ガス化温度, H2O供給量によらず, 流動層内のチャー炭素濃度は炭素転換率のみの関数として表された.炭素転換率低下の原因となるフリーボードガスにキャリーオーバーされて系外に排出される炭素濃度の高い微小チャーの発生は, 大部分が石炭供給直後の脱揮発反応にて発生すると推定される.チャーのガス化と燃焼が原因で発生する微小粒子による炭素転換率の低下はほとんど生じないと推定される.このような条件では炭素転換率として最大0.92〜0.98を達成可能である.
- 社団法人 化学工学会の論文
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