石灰石による石炭ガス化ガスの高温脱硫方法の検討
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概要
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石灰石と硫化水素の反応を加圧, 高温の固定層および流動層を用いて実験を行った.従来の流動層石炭ガス化炉へ石灰石を供給する脱硫方法では脱硫率を高くできない理由を明らかにした.第一の理由はガス化炉における石灰石の反応時間の不足である.第二の理由はCaSの酸化反応速度がCaSの生成速度よりも速いことである.CaSの生成速度とカルシネーション速度がほぼ等しいと, 石灰石のCaSへの反応率は60%以上になった.高温の石炭ガス化ガスを石灰石で形成した流動層を通過させる実験では, 脱硫後のH<SUB>2</SUB>S濃度が140ppmに低減した.
著者
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土山 佳彦
三菱重工業(株)長崎研究所化学研究室
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内田 聡
三菱重工業
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徳田 君代
三菱重工業
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藤岡 祐一
三菱重工業
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中島 文也
三菱重工業
-
徳田 君代
三菱重工業 (株) 長崎研究研
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藤岡 祐一
三菱重工業 (株) 長崎研究研
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