PUF流動床法による透析排水の生物学的処理

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概要

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ポリウレタンフォームを用いた流動床による透析排水の生物処理について, 植種初期より定常に至る微生物の増殖過程に着目し, 処理特性に及ぼす基質負荷, 担体サイズ, 担体セル数などの影響を明らかにした.また, 検鏡により, 優先化する原生動物の推移を観察し, 担体付着微生物相の変遷についても評価を行った.その結果, 担持及び懸濁微生物は振動的変動を示しながら増殖する, 担持微生物量は担体セル数が大なるほど高い値を示す安定した生物相を形成するためには担体は適切な大きさが必要である, 担持及び懸濁微生物量は負荷とともに増大するがその比は小さくなる, 初期において分散性細菌と遊泳性原生動物が優先的に増殖し, 定常域ではフロック形成細菌と固着性原生動物が優先化する, ことなどが示された.
社団法人化学工学会の論文

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