Pasteurella piscicida に起因すると考えられるウマヅラハギの大量へい死について
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概要
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1983年6月から7月にかけ, 壱岐の南西方向の海域一体でウマヅラハギ(Navodan modestus)の大量へい死が発生した。へい死魚は体長9cm前後の小型魚に限られ, 特徴的症状はみられなかった。へい死魚は14尾について細菌学的検査を行ったところ, 全検体魚の腎臓からP.piscicidaが純培養状に分離された。病原性試験では, 復原性(ウマヅラハギ供試)と腎臓等における白点形成(ブリ供試)が認められた。これらの結果, 今回のへい死例は本菌種に起因するものと判断された。
- 日本魚病学会の論文
著者
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安永 統男
長崎県水産試験場増養殖研究所
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塚原 淳一郎
長崎県水産試験場増養殖研究所
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安元 進
長崎県水産試験場増養殖研究所
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平川 榮一
長崎県水産試験場増養殖研究所
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塚原 淳一郎
長崎県水産試験場・増養殖研究所
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安永 統男
長崎県水産試験場・増養殖研究所
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安永 統男
長崎県水産試験場
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