類結節症自然感染ブリにおけるフロルフェニコールの投与効果―有効用量設定試験
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概要
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1群1,500尾のブリ3群を用い, 類結節症自然発生時にフロルフェニコール(FF)の0, 5, 10あるいは30mg/kgを5日間連続投与してその有効用量について検討した。無投薬群では高いへい死率が継続して認められたのに対し, FF 投与群では日間へい死率の急激な低下が認められ, その投与効果は明らかであった。投薬後の累積へい死率を指標に FF の各用量投与効果を比較すると, 5mg/kg投与効果は10および30mg/kg投与効果に劣り, 10mg/kgは十分有効用量と判断された。
- 日本魚病学会の論文
著者
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安永 統男
長崎県水産試験場増養殖研究所
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塚原 淳一郎
長崎県水産試験場増養殖研究所
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安永 統男
Lab. Aquacult., Nagasaki Pref Inst. Fish.
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塚原 淳一郎
Lab. Aquacult., Nagasaki Pref Inst. Fish.
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