イワナ稚魚のいわゆる水腫症の原因に関する予報
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概要
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種苗生産過程に発生するイワナ稚魚の「水腫症」の原因調査を行った。病魚の鰓には常に多数の細菌集落の付着が観察され, 塩水処理によって鰓から細菌集落が消失し, 水腫症状が回復した。このことから, 鰓に観察された細菌が本症の原因である可能性が示唆された。しかし, 鰓から分離された細菌による感染実験は成功せず, 鰓に細菌集落を形成し, 本症の原因となる細菌を特定することはできなかった。
- 日本魚病学会の論文
著者
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福田 穎穂
東京水産大学
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福田 頴穂
Department Of Aquatic Biosciences Tokyo University Of Fisheries
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長谷川 敦子
東京都水試
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河西 一彦
東京都水産試験場奥多摩分場
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長谷川 敦子
東京都水産試験場温水魚研究部
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河西 一彦
東京都水試
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河西 一彦
東京都水産試験場
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福田 穎穂
東京水産大学水族病理学研究室
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長谷川 敦子
東京都水産試験場
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