ギンザケのヘルペスウイルス病における原因ウイルスの分離法の検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ヘルペスウイルス SH-2 の分離法を検討した結果, CHSE-214 細胞が高い感受性を示し, 培養適温は 10〜15℃であった. 病魚肝臓のウイルス力価は白斑形成が強いほど高かったが, 凍結保存によって顕著な低下がみられた. 肝臓からウイルスが分離できない場合でも心臓から分離される例があることから, 病魚からの SH-2 の分離は肝臓白斑部と心臓の両組織を材料とし, 凍結することなく磨砕して, その濾液を CHSE-214 細胞を接種し, 10〜15℃で培養する方法が効率的であると考えられた.
著者
関連論文
- 迫川に発眼卵埋設放流したヤマメの分布と成長
- マコガレイ稚魚に発生した非定型 Aeromonas salmonicida 感染症
- PCR法によるコイ浮腫症ウイルス検出の試み
- 浮腫を示す養殖コイ稚魚の大量死の病因学的研究
- ギンザケのヘルペスウイルス病の蛍光抗体法による診断
- ギンザケ卵内への水中からの Flavobacterium psychrophilum の侵入
- 海面養殖ギンザケの疫病 (総特集 魚類防疫--魚病と人間の関わり) -- (2章 養殖生産における疫病)
- 養殖ギンザケのヘルペスウイルス病の感染源と防除
- 海面養殖ギンザケから分離されたヘルペスウイルスの病原性
- 新潟県下の養殖ニシキゴイにおけるコイヘルペスウイルス(KHV)および浮腫症ウイルス(CEV)の調査
- 抗IHNVモノクローナル抗体の一次スクリーニング法
- イワナ稚魚のいわゆる水腫症の原因に関する予報
- サケ科魚類の細菌性冷水病の垂直感染の防除
- 医薬品を使用しないサケ・マス卵のミズカビ病対策
- ギンザケの冷水病(海外からの病気の侵入)
- ギンザケのヘルペスウイルス病における原因ウイルスの分離法の検討
- 海面養殖ギンザケのヘルペスウイルス病
- コイ乳頭腫症ならびに稚魚期の不明病に関する研究 (魚病委託研究報告(昭和63年度〜平成2年度)総括集)
- 日本国内におけるMonodon Baculovirus検出例
- Herpesvirus cypriniの生物学的特性と腫瘍原性
- 本邦淡水養殖ギンザケにおけるEIBSの発生
- 日本で分離された伝染性膵臓壊死症ウイルス (IPNV) の核酸および構造蛋白の分子量変異について
- サケ科魚類ヘルペスウイルス分離株DNAの制限酵素切断パターンについて
- 循環式IPNウイルス感染実験系の精度について
- IHNV弱毒クロ-ンのIHN防御免疫効果
- IHNV弱毒クロ-ンのニジマス稚魚に対する病原性について
- 連続継代によるIHNVの弱毒化とクロ-ン分離による弱毒IHNVの選抜について
- Concentration and purification of IHN virus.
- Molecular variants of IHN virus strains in Japan and USA.
- ヤマメ腫瘍ウイルス:致死性と腫瘍原性〔英文〕
- 日本産魚類のウイルス病に関する研究-7-ヨ-ロッパウナギのシラスから分離されたRhabdovirusについて〔英文〕