Voice Therapyの最前線
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
近年,音声・喉頭科学の分野では,めざましい発展が認められた.音声治療は,これらの諸科学の発展を基盤に急速に変わりつつある.本報告では,新しい音声治療の理論的枠組みとして,アメリカの国立音声言語研究所(NCVS)のTitze博士らによって研究されてきたコンピュータによる発声の数式モデルを音声治療に適用し,これまでの音声治療技法の整理を試みた.加えて,指導原理としての運動学習理論を紹介する.運動学習とは,練習によって,熟練した活動(たとえば発声)を形成するスキルを比較的永続した変化に導く過程であるとされ,Schmidt博士によって研究されてきた.音声治療を発声という運動の再学習であると考えて,運動学習理論の応用の可能性を考えた.
- 2003-04-30
著者
関連論文
- 発声障害と音声治療
- Voice Handicap Index 日本語版による音声障害の自覚度評価
- 音声学的対立を利用した単語明瞭度評価法(日本語版)の試み
- 吃音児の発語運動能力の検討
- 健常者の音読速度と速度調節の方略 : 予備的検討
- Voice Handicap Index 日本語版を用いた学校教員における音声障害のアンケート調査
- Voice Handicap Index日本語版を用いた学校教員における音声障害のアンケート調査 :
- 広島県立保健福祉短期大学における入試方法・成績,学内成績,国家試験合否の関係
- 発声発語器官の交互運動能力における教示方法の違いの影響 : 健常成人の場合
- 発声時における披裂部と喉頭蓋の狭窄運動の研究 : 一側声帯麻痺症例の臨床的検討
- 発声時の仮声帯の内転運動に関する研究 : 一側声帯麻痺例の臨床的検討
- 音声障害と音声治療
- 音声障害と音声治療
- Voice Therapyの最前線
- 機能性発声障害に対する音声治療
- 喉頭肉芽腫に対する音声治療の有用性
- 根拠に基づく音声治療 (シンポジウム--根拠に基づいた言語聴覚療法:evidence based practice)
- 声帯ポリープ症例に対する音声治療の検討
- Voice Therapyの最前線
- 音声障害の自覚的評価尺度VHI, V-RQOL日本語版の信頼性と妥当性の検討
- 喉頭肉芽腫に対する治療戦略
- 痙攣性発声障害に対する音声治療のEBM
- 瘢痕声帯・声帯溝症に対する音声治療の検討
- 音楽療法士を対象とした発声訓練プログラム:─開発に向けた予備的研究─