隔離飼育ネズミの攻撃行動,脳内Noradrenaline量およびTyramine uptakeにおよぼす各種Catecholamine関連薬剤の影響
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概要
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集団および隔離飼育下の雄性ハツカネズミにL-DOPA(25mg/kg),DDC(75mg/kg),reserpine(0.1mg/kg)の各単独投与およびL-DOPAとreserphle,L-DOPAとDDCの併用長期投与(i.p.)を行ない,攻撃行動,脳内noradrenaline levelおよびtyramine uptakeにおよぼす効果を観察した.その結果,攻撃行動の発現は全群を通じて隔離飼育2週目からみられ,その後上昇をつづけ3〜4週にかけてpeakに達し,その後いったん下降(あるいは漸増)し,再び6〜7週にかけて上昇を開始した.この最初のpeakではL-DOPA単独投与群,reserpine単独投与群,L-DOPA+reserpine併用群が最も高い値を示し,その後のpeakではL-DOPA+DDC併用群が最も高い値を示した.このとき前記3群の値は対照群(生理食塩液投与群)を下まわった.飼育最終週の攻撃行動測定時における各群のin vitroにおける脳tyralnine uptakeは,L-DOPA+reserpine群,L-DOPA+DDC群で著明にたかまっていた,この時の脳内noradrenaline levelは,対照群のそれとの比較においてL-DOPA,reserpineの各単独群,L-DOPA+reserpine群に有意な低下が認められた.なお全群に共通して薬物連用による全身疲慮はみられなかった.
- 社団法人 日本薬理学会の論文
著者
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小林 雅文
日本大学歯学部薬理学教室
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河村 康二
日本大学歯学部薬理学教室
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後藤 康仁
日本大学歯学部薬理学教室
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佐野 久
日本大学歯学部薬理学教室
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平石 清治
日本大学歯学部薬理学教室
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松浦 実
日本大学歯学部薬理学教室
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水野 公之
日本大学歯学部薬理学教室
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寺風 康利
日本大学歯学部薬理学教室
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