鶏精子によるaldoseの利用について
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概要
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鶏の射出精液や透明液(副生殖器官排出液)中に含まれるaldose(恐らくは血液グルコース)を,鶏精子が利用表するかどうかを明らかにするため,本実験を行なつた.(1) 鶏の射出精液を10〜20°Cの室内に放置すれば,その中に含まれるaldoseは,精子によつて利用され,30分以内にその大部分が消費された.(2) 鶏精子は,透明液中のaldoseや,modified Ringer-Locke液中のグルコースを利用した.(3) Aldose消費の速さは,精子の濃度と運動力の強さによつて異なり,0°C付近の低温に保持したとき,その消費はきわめて緩慢であつた.
- 社団法人 日本畜産学会の論文
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