うさぎ卵管分泌液の化学的組成:とくに卵巣機能と卵管分泌液量およびグルコース,乳酸,揮発性脂肪酸の関係について

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概要

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うさぎの卵管分泌液につき,その分泌機構や卵巣機構能との関係を知るために,性周期の各時期,卵巣剔出時と剔出動物に発情ホルモンや黄体ホルモン投与時における卵管分泌液量と分泌液中に出現するグルコース,乳酸,揮発性脂肪酸量の変動を検索した.その結果,分泌量,分泌液中に出現するグルコース,乳酸,揮発性脂肪酸の実量は発情期が最も高かつた.また,卵巣剔出動物では,これらはすべて著しく減少し,発情期の約1/3〜1/4であつた.しかし,発情ホルモンの投与によつて,分泌液量は増大して行き,投与後4〜5日目で正常動物の発情期の分泌液量までに回復した.また,揮発性脂肪酸の濃度は発情ホルモンの投与後から漸増して行き,プロヂェステロンの投与によつて著しく増加した.
社団法人日本畜産学会の論文

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