乳牛の泌乳曲線の推定のための重みづき重回帰法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
WOODは乳牛の泌乳曲線の数学的模型として,次の関数式を提示した:すなわち,Yn=A•nB•e-Cn,この式でYnはn週目の泌乳週平均日量であり,A, B, Cは定数である.彼は平均日量を対数変換した後,重みづけしない重回帰法(無重みづき法)でこれらの定数を推定した.しかしながら,この方法でえられた泌乳曲線に尺度変換に伴う歪みを含むことが予測され,したがって,実際の泌乳曲線への模型の適合度が減少するかもしれない.この歪みを補正し,適合度を高めるために,目的変数(Yn)で重みづけした重回帰法(重みづき法)を適用することが有効かどうかを検討することがこの研究の目的である.2つの方法の比較は,実測値と模型からの期待値との相関係数と平均偏差(√偏差の自乗値)に基づいて行った.この研究に用いた記録は,農林省新冠種畜牧場で,1964年から1974年の間に乳量検定の完了したホルスタイン種187頭の1産目の記録である.無重みづき法に比較して,重みづき法は泌乳期全体にわたって相関係数を高く,また平均偏差を小さくした.最高日量を含む泌乳前期に於いて,重みづき法は平均偏差をより小さくした,しかし,中,後期においては逆により大きくした.
- 社団法人 日本畜産学会の論文
著者
関連論文
- 種々の時間体外成熟培養した後体外受精した豚卵子における表層顆粒分布
- マウス着床期胚の細胞外マトリックスへの侵入について
- 前培養時間がブタ精子の体外受精能におよぼす影響
- マウスコンパクション胚における第3細胞周期の割球間接触の必要性
- マウス単為発生胚における遺伝子発現
- 発育鶏胚羊膜腔内でのブタ胚の体外培養による胚盤胞への発育(短報)
- ニセコ雪崩(1990.1)の積雪と気象条件からみた発生機構
- 日勝峠地域の雪崩発生機構 II : 日勝峠十勝側八合目雪崩の発生機構
- クラック形成後の斜面積雪の挙動 : クラック開口速度の観測
- 日勝峠雪崩の発生機構
- 積雪内の弱層形成に関する観察事例
- 斜面積雪の挙動の研究 XXIII : 斜面積雪の内部歪の測定
- 日勝峠雪崩(昭62.1.29)の発生機構
- 斜面積雪の歪速度と応力 VII
- 雪崩観測実験室実験斜面の雪質調査報告 XVII : 1984〜1985 (昭和59〜60) 年冬
- 斜面積雪の歪速度と応力 VI : 昭和58-59年冬
- 雪崩観測実験室実験斜面の雪質調査報告 XVI : 1983〜1984(昭和58〜59年)冬
- 雪崩観測実験室実験斜面の雪質調査報告 XV : 1982〜1983 (昭和57〜58年) 冬
- 雪崩観測実験室実験斜面の雪質調査報告 XIV (昭和56年〜57年冬)
- 斜面積雪の歪速度と応力 V. (昭和56〜57年冬)
- 雪崩観測実験室実験斜面の雪質調査報告 XIII. (昭和54〜55年冬, 同55〜56年冬)
- 斜面積雪の歪速度と応力 IV. (昭和54〜55年冬, 同55〜56年冬)
- 黒部峡谷志合谷における高速なだれ 1980-1981年冬期
- 斜面積雪の歪速度と応力 III (正誤表, 追加資料と主応力分布図)
- 斜面積雪の歪速度と応力 II. (昭和53ー54年冬)
- 雪崩観測実験室実験斜面の雪質調査報告 XII. (昭和52〜53年冬, 同53〜54年冬)
- 黒部峡谷の積雪と気温観測 I (1971-72年, 1972-73年冬期)
- 黒部峡谷志合谷のなだれ研究 I : 志合谷のなだれ予備調査
- 黒部峡谷高速なだれの研究 II
- 雪崩観測実験室実験斜面の雪質調査報告 VI (昭和46〜47年冬)
- 斜面積雪の歪速度と応力 I (昭和46年冬〜昭和52年冬)
- 黒部峡谷高速なだれの研究 V : 昭和50〜51年, 51〜52年冬期
- 黒部峡谷高速なだれの研究 IV
- 黒部峡谷高速なだれの研究 III
- 雪崩観測実験室実験斜面の雪質調査報告 V (昭和45〜46年冬)
- 斜面積雪の挙動の研究 I : 積雪内の歪,歪速度
- 雪崩観測実験室実験斜面の雪質調査報告 XI. (昭和51〜52年冬)
- 雪崩観測実験室実験斜面の雪質調査報告 X (昭和50〜51年冬)
- 雪崩観測実験室実験斜面の雪質調査報告 IX (昭和49〜50年冬)
- 雪崩観測実験室実験斜面の雪質調査報告 VIII (昭和48〜49年冬)
- 近郊係数の抑制のための簡便な選抜基準
- 大雪山の雪渓調査 IV (第4,5年度)
- 第11次南極地域観測隊雪氷部門概報,1970-1971(日本南極地域観測隊の報告)
- 1965年札内川なだれ調査報告
- 北陸豪雪の雪質調査
- 雪崩観測実験室附近のなだれ分布 IV (昭和51〜52年冬期)
- 日勝峠雪崩 (昭62.1.29) の発生機構
- 雪崩観測実験室附近のなだれ分布 III (昭和50〜51年冬期)
- 雪崩観測実験室附近のなだれ分布 II (昭和49〜50年冬期)
- 短杭列のなだれ発生防止効果
- 雪崩観測実験室附近のなだれ分布 I (昭和48-49年冬期)
- 雪崩観測実験室実験斜面の雪質調査報告 VII (昭和47〜48年冬)
- 東部南極大陸,エンダービーランド地域での霧岳の発見
- 黒部峡谷・志合谷のなだれ I : 志合谷なだれの予備調査
- Air Permeability of Deposited Snow
- 雪崩観測実験室実験斜面の雪質調査報告 III (昭和43-44年冬)
- 恵庭岳雪質調査報告 II (昭和43年度)
- 手稲スキー回転コースの雪踏み効果および集雪柵の効果
- 恵庭岳雪質調査報告 I (昭和42年度)
- 雪崩観測実験室実験斜面の雪質調査報告 II (昭和40〜41年, 41〜42年, 42〜43年冬)
- 雪崩観測実験室実験斜面積雪の特質
- 斜面積雪の内部歪 I
- なだれの階級
- 大雪山の雪渓調査 (第2年度)
- 北大天塩地方演習林山地積雪の雪質調査報告 I (昭和38〜39年, 39〜40年冬)
- カスカウルシュ氷河(カナダ)源流域における積雪調査
- 積丹半島古平の雪崩調査報告
- 大雪山の雪渓調査 (第1年度)
- 札幌の平地積雪断面測定資料報告, 昭和38〜39年冬期
- 西部南極大陸に於ける雪氷学的研究 I : アメリカ合衆国南極観測に関する概説
- 積雪の通気抵抗 IV : 積雪の通気度
- Red Paste 法による積雪の薄片 I
- 積雪の通気抵抗 III : 低温室の霧の通気抵抗と氷粒の模型化
- 積雪の通気抵抗 II : ポータブルσメーター
- 積雪の通気抵抗 (第I報)
- 分集団で構成される肉用牛集団における選抜効果の発現様相と種畜供用年数の影響
- 肥育素牛父牛としての種雄牛の選抜基準の検討
- 北海道乳牛群の母牛の年齢構成
- マウス骨格測定値の主成分分析
- 体重選抜がマウス骨格の発育に及ぼす影響
- 北海道乳牛父牛の年齢構成
- 立山の積雪の性質の研究
- 世代重複集団における年齢群内•間選抜に関する理論の数値実験による検証
- 最適な年齢群間選抜が実施されないときの親の年齢構成の編り
- 乳牛の泌乳曲線を推定するための平均日量と検定期間
- 乳牛の泌乳曲線の推定のための重みづき重回帰法
- 鶏のB座位遺伝子と産卵諸形質との関連性
- 日本雪氷学会北海道支部「なだれ」に関する談話会と「天気図」講習会
- Thin Section of deposited Snow by Red Paste Method