FABMS/MSによるタルク中の長鎖不飽和脂肪酸アミドの同定
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概要
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Unsaturated fatty acid amides were separated from the organic compounds contained in both Australian and Korean (Democratic Peoples Republic of Korea) talcs. From the equal retention times in GC and HPLC analyses, these were considered as an identical compound. The molecular formula (C18H35N1O1) was determined from 1H-NMR and high resolution EIMS spectral data, while the double bond position of this amide was successfully determined by charge remote fragmentation of the FABMS/MS (CAD) spectra for the precursor ion (M + Li)+. The amide compound was identified to be oleamide [CH3(CH2)7CH=CH(CH2)7CONH2]. Since Chinese (Peoples Republic of China) talc contains erucamide [CH3(CH2)7CH=CH(CH2)11 CONH2] as reported previously, the unsaturated fatty acid amide involved in Australian or Korean talc is characteristically different from the one in Chinese talc by the -(CH2)4-alkyl chain length.
- 日本質量分析学会の論文
著者
-
澤田 正實
大阪大学産業科学研究所材料解析センター
-
高井 嘉雄
大阪大学産業科学研究所材料解析センター
-
山田 等
大阪大学産業科学研究所材料解析センター
-
高橋 成年
大阪大学産業科学研究所材料解析センター
-
下村 修
大阪工業大学工学部応用化学科
-
下村 修
ゼネラル石油株式会社中央研究所
-
木下 武
三共株式会社 分析代謝研究所
-
後藤 邦夫
大阪工業大学応用化学科
-
石川 富雄
三共株式会社分析代謝研究所
-
木下 武
三共株式会社分析代謝研究所
-
後藤 邦夫
大阪工業大学工学部応用化学科
-
高井 嘉雄
大阪大学産業科学研究所材料解析セソター
-
高橋 成年
大阪大学産業科学研究所
-
後藤 邦夫
大阪工業大学
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- 研究所めぐり-18-大阪工業大学工学部応用化学科高分子化学研究室