男性ホルモン除去療法 (ADT) 中の前立腺癌患者に対するレジスタンストレーニングの効果
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概要
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前立腺癌には男性ホルモン除去療法 (ADT) が有効であるが，疲労感，筋力低下，脂肪蓄積，骨量低下，ADL および QOL の低下など副作用が問題となっている．本研究では ADT 中の前立腺癌患者に対してレジスタンストレーニングを実施し，生化学検査および腫瘍マーカー等の推移から，その有効性と安全性につき検討した． 転移を有していない患者 10 名（年齢 59–82 歳）を対象とし，12 種目の全身の筋力トレーニングを 20 週間実施した．トレーニング開始前後に，体力，筋機能，骨密度，生化学検査，腫瘍マーカー，ホルモン，サイトカインの血中濃度等を測定した． その結果，各腫瘍マーカーは変化しなかったが，筋力及び筋持久力は有意に上昇し，血中インスリン濃度は低下した． 結論として，レジスタンストレーニングは ADT の副作用を軽減させ，安全に実施でき，インスリン抵抗性を改善する可能性が示され，ADL および QOL も改善し，有用と考えられた．
著者
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鈴木 克彦
早稲田大学生命医療工学研究所
-
Peake Jonathan
School of Human Movement Studies, University of Queensland
-
小川 貴志子
早稲田大学人間科学学術院
-
奥津 光晴
早稲田大学先端科学・健康医療融合研究機構生命医療工学研究所
-
野坂 和則
School of Exercise, Biomedical and Health Sciences Edith Cowan University Joondalup
-
山谷 金光
鷹揚郷腎研究所
-
山谷 金光
鷹揚郷腎研究所弘前
-
奥津 光晴
早稲田大学人間科学学術院
-
奥津 光晴
早稲田大学
-
Galvão Daniel
School of Exercise, Biomedical and Health Sciences, Edith Cowan University, Joondalup, Australia
-
Newton Robert
School of Exercise, Biomedical and Health Sciences, Edith Cowan University, Joondalup, Australia
-
鈴木 克彦
早稲田大学スポーツ科学学術院
-
鈴木 克彦
早稲田大学人間科学学術院
-
Peake Jonathan
School Of Human Movement Studies University Of Queensland
-
野坂 和則
School Of Exercise Biomedical And Health Sciences Edith Cowan University
-
鈴木 克彦
早稲田大学 スポーツ科学学術院
-
鈴木 克彦
早稲田大学
-
野坂 和則
School of Exercise, Biomedical and Health Sciences, Edith Cowan University, Joondalup, Australia
-
Peake Jonathan
School of Human Movement Studies, University of Queensland, Brisbane, Australia
-
Newton Robert
School of Exercise, Biomedical and Health Sciences, Edith Cowan University
-
Galvão Daniel
School of Exercise, Biomedical and Health Sciences, Edith Cowan University
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