Type I MPGN重症例の臨床病理学的検討
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概要
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各種治療に抵抗性であった膜性増殖性糸球体腎炎の2例を報告した。症例は発症時9歳4カ月,8歳,現在19歳,17歳8カ月の女性である。いずれも経過中にネフローゼ症候群を示し,著明な低補体血症を認めた。メチールプレドニゾロンのパルス療法をはじめカクテル療法,ACEI (アンギオテンシン変換酵素阻害薬),シクロスポリンなどによる治療を試みられたが尿所見および補体の改善は認められなかった。組織像は両者で異なっており,メサンギウム基質の増加が比較的軽度であった症例においては,予後悪化因子として他の因子が考えられた。補体のlate componentであるC5値は両者とも低値を示した。
- 日本小児腎臓病学会の論文
著者
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重松 秀一
信州大学第1病理学教室
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重松 秀一
信州大学 医学部病理組織学
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森 哲夫
国立長野病院 小児科
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清水 亜矢子
国立長野病院 小児科
-
小林 法元
国立長野病院 小児科
-
島崎 英
国立長野病院 小児科
-
鷲沢 一彦
長野赤十字病院 小児科
-
森 哲夫
国立長野病院 小児科
-
森 哲夫
国立長野病院
-
鷲沢 一彦
長野赤十字病院 小児科
-
清水 亜矢子
国立長野病院 小児科
-
島崎 英
国立長野病院 小児科
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重松 秀一
信州大学第一病理
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