地震と予知情報
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概要
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本稿は第36回科学技術週間行事の一環として行われた科学技術講演会を編集し,収録したものである。演者はまず平成7年1月に発生した阪神淡路大震災の因となった活断層およびそのメカニズムについて述べ,その正確な理解を呼びかけると同時に,今回の大震災によりクローズアップされた地震情報伝達における様々な課題を提起した。さらに地震発生のサイクルから予測される南関東直下地震に対し,その予知および被害を最小限に喰い止めるためにどのような情報システムを構築すべきかを述べた。最後に,地震予知を行っていくには,省庁の枠を越えた国家的なプロジェクトとして情報データベースの構築を行い,膨大なデータを長期に渡って次世代に受け渡していく必要があることを説いた。
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