両側の肺空洞病変にアスペルギルス感染を合併し抗真菌薬, ミカファンギンとイトラコナゾールの併用療法が有効であった Wegener 肉芽腫症の一例
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概要
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活動性のWegener肉芽腫症の肺空洞病変にアスペルギルス感染を生じた症例を経験した. 40歳代男性. Wegener肉芽腫症, ステロイド, 免疫抑制薬による加療中に両側肺空洞病変にアスペルギルス感染を生じた. 腎機能障害のためアンホテリシンBの継続投与ができず, またミカファンギン単独投与では効果不十分であった. しかしミカファンギンとイトラコナゾールの併用療法により菌塊が縮小し, 空洞辺縁部の浸潤影が改善し病変部位を切除し得た. 重症かつ難治性深在性真菌感染症に対して作用機作の異なる抗真菌薬の併用療法の有効性に関する知見はまだ数少ないが, 本例ではミカファンギンとイトラコナゾールの併用が有効であった.
- 日本医真菌学会の論文
- 2006-01-30
著者
-
近藤 啓文
北里大学医学部膠原病内科
-
近藤 啓文
北里大学内科学V
-
久米 光
北里大学医学部病理
-
近藤 啓文
北里研究所メディカルセンター病院内科
-
近藤 啓文
北里大学内科
-
近藤 啓文
隅田秋光園
-
吉田 秀
北里研究所メディカルセンター病院内科
-
遠藤 平仁
北里大学医学部膠原病感染内科
-
吉田 秀
北里大学医学部膠原病・感染内科
-
野村 友清
国立国際医療センター呼吸器外科
-
久米 光
病理学
-
久米 光
北里大学 医学部病理
-
久米 光
北里大学医学部病理学
-
久米 光
筑波大学 皮膚科
-
野村 友清
国立国際医療センター
-
遠藤 平仁
北里大学医学部
-
久米 光
北里大学 病理
-
久米 光
北里大学医学部病理学講座
-
近藤 啓文
北里大学医学部内科学教室
-
近藤 啓文
北里大学医学部内科
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