肝細胞癌治療における経皮的マイクロ波凝固療法の意義
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
We investigated the rates of the treatments and their prognoses in 450 patients with hepatocellular carcinoma (HCC), in order to determine the usefulness of percutaneous microwave coagulation therapy (PMCT) given the present situation of treatment for HCC. Rates of initial treatments were hepatectomy in 31%, percutaneous ethanol injection therapy (PEIT) in 19%, transarterial embolization (TAE) and PEIT in 16%, TAE in 14%, hepatic arterial chemotherapy (HAC) in 7%, PMCT in 7% and others in 6% of cases. The prognosis of PMCT in patients with a single tumor 3 cm in size or less was comparable to that with hepatectomy. Recurrence was found in about 59% of 387 patients who underwent radical treatment initially, and about 96% of these were intrahepatic recurrences. Rates of treatment for intrahepatic recurrence were TAE in 59%, PEIT in 33%, HAC in 31%, PMCT in 24% and hepatectomy in 4% of cases. Indications for use of PMCT were more restricted than for PEIT for reasons of safety. Therefore, the rate of use of PMCT as initial treatment was lower than that of PEIT. On the other hand, the rate of use of PMCT in treatment of recurrence was similar to that of PEIT. PMCT should be used not only as initial treatment but also in the treatment of recurrence, in which HCC is often found at a size 3 cm or less, considering the high incidence of intrahepatic recurrence of HCC as well as reliability of the therapeutic effect and low invasiveness attached to PMCT.
- 特定非営利活動法人 Microwave Surgery研究会の論文
著者
-
岡 博子
大阪市立総合医療センター消化器内科
-
山崎 修
大阪市立総合医療センター消化器外科
-
堀井 勝彦
大阪市立総合医療センター消化器外科
-
木岡 清英
大阪市立総合医療センター消化器内科
-
川崎 靖子
大阪市立総合医療センター消化器内科
-
中井 隆志
大阪市立総合医療センター消化器内科
-
倉井 修
大阪市立総合医療センター消化器内科
-
針原 重義
大阪市立総合医療センター消化器内科
-
青木 哲哉
大阪市立総合医療センター消化器内科
-
大川 清孝
大阪市立総合医療センター消化器内科
-
松山 光春
大阪市立総合医療センター消化器外科
-
根引 浩子
大阪市立総合医療センター消化器内科
-
大磯 龍太
大阪市立総合医療センター 消化器内科
-
須藤 玲子
大阪市立総合医療センター 消化器内科
-
追矢 秀人
大阪市立総合医療センター 消化器内科
-
大川 清孝
大阪市立総合医療センター 消化器内科
-
針原 重義
大阪市立総合医療センター 消化器内科
-
青木 哲哉
大阪市立総合医療センター 消化器内科
-
川崎 靖子
大阪市立総合医療センター 消化器内科
-
堀井 勝彦
大阪市立総合医療センター外科
-
松山 光春
大阪市立総合医療センター 心臓血管外科
-
木岡 清英
大阪市立総合医療センター 消化器内科
-
木岡 清英
大阪市立総合医療センタ-消化器内科
-
岡 博子
大阪市立総合医療センタ-消化器内科
-
中井 隆志
大阪市立総合医療センタ-消化器内科
-
川崎 靖子
大阪市立総合医療センタ-消化器内科
-
追矢 秀人
大阪市立総合医療センター消化器内科
-
大磯 龍太
大阪市立総合医療センター消化器内科
-
須藤 玲子
大阪市立総合医療センター消化器内科
関連論文
- 91歳にて肝臓・大腸の重複進行癌を一期的に切除後,集学的治療により100歳まで生存しえた1例
- 生体肝移植後44カ月目のグラフト内肝癌再発に集学的治療により対処し再発後50カ月にわたり長期生存せしめ得た1例
- Child-Pugh A 腫瘍径5cm以下単発肝癌の長期成績 : 単一施設における肝切除と局所療法の比較
- 下大静脈転移をきたした肝細胞癌の2例 : 転移機序の考察
- 豊富な腫瘍内門脈血流を有する中分化型肝細胞癌の1例
- 肝細胞癌に対するマイクロ波凝固療法の効果判定に関する画像的検討
- 肝細胞癌に対する局所療法の予後に関する検討
- 経過観察中に肝嚢胞腺癌を疑わせる出血性病変がみられた多発性肝嚢胞の1例
- 症状が遷延した腸間膜リンパ節炎に対してステロイドが著効した1例
- 胃瘻, 十二指腸瘻を合併し治療に難渋した膵膿瘍の1例
- 超音波像から見た膵管内乳頭粘液性腫瘍と粘液性嚢胞腫瘍の良悪性診断
- 門脈腫瘍栓合併肝細胞癌に対する肝切除の適応と限界
- 黄色肉芽腫性胆嚢炎15例の超音波画像の検討
- 肝細胞癌治療における経皮的マイクロ波凝固療法の意義
- 再発時に出現した門脈腫瘍栓(Vp3)と巨大な孤立性リンパ筋転移 を同時切除した肝細胞癌の1例
- C型肝硬変に合併した肝細胞癌と胆管細胞癌の重複癌の1切除例
- 肝細胞癌に対する経皮的マイクロ波凝固療法の治療成績―肝切除および経皮的エタノール注入療法との比較―
- 腸間膜脂肪織炎による腹痛を主訴としたWeber-Christian病の1例
- 急性発症したと考えられる原発性胆汁性肝硬変の1例
- C型慢性肝炎患者におけるインターフェロンβ投与中の高トリグリセイド血症の検討
- 外科・婦人科領域の重症あるいは難治性感染症におけるciprofloxacin注射薬の臨床的検討
- 外科領域感染症におけるTazobactam/Piperacillinの基礎的・臨床的評価
- O-3-117 術前診断が困難であった主膵管狭窄症例の検討(膵 腫瘍,一般演題(口演),第62回日本消化器外科学会定期学術総会)
- O-2-109 進行大腸癌に対する腹腔鏡下大腸癌手術 : 深達度別にみた検討(大腸癌 腹腔鏡2,一般演題(口演),第62回日本消化器外科学会定期学術総会)
- O-2-106 腹腔鏡下大腸癌手術における開腹移行例の検討(大腸癌 腹腔鏡2,一般演題(口演),第62回日本消化器外科学会定期学術総会)
- SY-11-8 占居部位別にみた腹腔鏡下大腸癌手術の現状(第107回日本外科学会定期学術集会)
- SY-4-2-1 肝内胆管癌に対するリンパ節郭清の意義(シンポジウム4-2 消化器癌に対するリンパ節郭清の意義 : 適応と功罪 肝胆膵,第63回日本消化器外科学会総会)
- PD-4-03 肝細胞癌治療の現状からみた生体肝移植の適応 : Modified JIS Scoreによる検討(パネルディスカッション4 : 成人生体肝移植の適応拡大とその問題点 : 特に肝癌)
- SY-5-5 胃癌に対する鏡視下胃切除, リンパ節郭清
- 膵嚢胞性腫瘍の悪性度診断と術式の選択
- 繰り返す下血を主訴とした膵頭部動静脈奇形の1例
- 全周性の平坦な発赤を呈した直腸粘膜脱症候群の1例
- 多発性直腸微小カルチノイドの1例
- Crohn病(父)と潰瘍性大腸炎(息子)の家族内発症例
- サーベイランス内視鏡にて発見された大腸異時性癌についての検討
- DICおよびToxic megacolon を合併した潰瘍性大腸炎の1例
- 肝細胞癌に対する経皮的マイクロ波凝固療法 -肝切除例における治療効果判定を中心として-
- 内視鏡治療が奏功した Heyde 症候群の1例
- 一卵性双生児の双方に発症した潰瘍性大腸炎の症例
- 虫垂開口部に非連続性病変がみられた潰瘍性大腸炎の2例
- 大腸脂肪腫の臨床的検討
- 牛眼像を呈した肺原発転移性大腸癌の1例
- インターフェロン治療中に高トリグリセリド血症の著しい増悪を呈したC型慢性肝炎の2例
- 肝動脈塞栓療法後にbilomaを形成した肝細胞癌2例
- 3.胃癌に対するリンパ節郭清を伴う腹腔鏡下胃切除術(Session3腹腔鏡下手術(2))(第31回胃外科・術後傷害研究会)
- PP-2-224 肝胆膵領域の術後合併症に対する治療方針
- 神経内分泌細胞と扁平上皮への分化を示した肝細胞癌の1例
- 胸腔鏡下食道癌手術時の副損傷とその対策
- クリティカルパス導入と腹腔鏡下大腸切除術 : 在院日数短縮にむけて
- リンパ節郭清を伴う胃切除術におけるHALSと完全鏡視下手術の比較検討
- 胃癌に対する腹腔鏡下幽門側胃切除術およびD2リンパ節郭清
- 標準術式としての鏡視下胸部食道癌手術
- PP204076 腫瘍マーカーからみた肝細胞癌の治療戦略
- PP112091 膵嚢胞性腫瘍の臨床病理学的検討
- PP1582 胃癌に対する低侵襲手術としてのHALS併用腹腔鏡下根治的切除術
- HP-135-8 肝細胞癌リンパ節転移の切除の意義(肝臓(肝がん外科治療2),ハイブリッドポスター,第109回日本外科学会定期学術集会)
- P-2-399 術前診断が困難であった限局性肝門部胆管狭窄2切除例(胆道 良性2,一般演題(ポスター),第63回日本消化器外科学会総会)
- O-1-162 粘液性嚢胞腺癌への悪性転化を示した後腹膜原発の成熟奇形腫の1例(腹膜・後腹膜,一般演題(口演),第62回日本消化器外科学会定期学術総会)
- 肝切除後に総肝動脈リンパ節転移を来した肝細胞癌の1例
- VW-4-1 大腸癌に対する腹腔鏡下大腸切除術を安全に行うためのポイント(ここがポイント!安全にできる腹腔鏡下手術-大腸癌,ビデオワークショップ,第109回日本外科学会定期学術集会)
- 虚血性直腸炎を合併した腸間膜脂肪織炎の1例
- 芍薬甘草湯含有市販漢方胃腸薬による薬剤性肝障害の1例
- 総胆管ポリープ型コレステローシスの1例
- C型慢性肝炎患者におけるインターフェロンβ投与中の血清リポ蛋白分画の変動
- 脈管浸潤を伴った進行肝癌に対するラッピング療法(第105回日本外科学会定期学術集会)
- 2289 大腸癌手術後の腹腔ドレーン留置の必要性(ドレナージ2大腸,一般演題,第61回日本消化器外科学会定期学術総会)
- OP-168-2 Child-Pugh分類を用いた肝癌診療『新ガイドライン』の提案(肝癌-2,一般口演,第110回日本外科学会定期学術集会)
- 3.胃癌に対するHALS併用腹腔鏡下根治的胃切除術(主題3:胃鏡視下手術 第30回胃外科・術後障害研究会)
- PP107114 左側進行大腸癌に対する腹腔鏡下IMA根部温存3群リンパ節郭清の試み
- 特発性食堂破裂6例の経験 : Tチューブ食堂外瘻造設および瘻孔内フィブリン糊充填法を中心に
- 術前経皮経肝門脈造影が有用であった左側胆嚢・肝内門脈枝分岐異常を伴った肝嚢胞腺腫の1切除例
- V-1-28 肝硬変合併肝細胞癌に対するS7亜区域切除(肝・脾1,一般演題(ビデオ),第63回日本消化器外科学会総会)
- WS-4-1 局所療法後の再発肝細胞癌に対する肝切除の意義(ワークショップ4 再発腫瘍の外科治療法および集学的治療方針-肝・胆・膵-,第63回日本消化器外科学会総会)
- AFP-L3分画が高値を示した多血性胆管細胞癌の1切除例
- 興味ある進展形式を示した混合型肝癌の1切除例
- 多施設(38施設)調査に基づくラジオ波治療の現状と問題点
- 多施設(22施設)調査に基づく肝癌無治療例195例の検討
- 多施設(18施設)調査に基づく単発肝細胞癌の治療成績の現況
- 画像Stage及び肝障害度別の肝細胞癌治療成績の検討
- 肝細胞癌に対する経皮的マイクロ波凝固療法の治療成績
- 慢性肝炎の庇護療法 (特集 プライマリケア医のための肝臓疾患診療マニュアル)
- 小柴胡湯による肝細胞癌の発癌抑制作用を中心に
- 肝表面に存在する肝細胞癌に対する経皮的マイクロ波凝固療法
- C型慢性肝炎患者におけるインターフェロンβ投与中の血清トリグリセリドおよび遊離脂肪酸の変動
- 慢性肝炎に対する肝庇護剤の使い方 (特集 プライマリケアのための消化器疾患の診かた(2)肝・胆・膵疾患)
- 初診時のパワードプラエコーにて診断しえた肝限局性結節性過形成の1切除例
- インターフェロンβ治療後,ALT正常・血中HCV-PNA陽性(不完全著効)を示したC型慢性肝炎の検討
- I-C-8 小柴胡湯による肝硬変からの肝癌発生予防の試み
- I-A-16 小柴胡湯による肝癌予防の試み
- EBMに基づいた消化器疾患の漢方治療
- HIV患者に発症したCMV腸炎の1例
- I-A-8 小柴胡湯による肝癌発症予防の試み
- 症例報告 ペグインターフェロンα2a隔週単独投与開始後に腫瘍の消失を認めた慢性C型肝炎合併高度進行肝癌の2例
- ペグインターフェロンα2a隔週単独投与開始後に腫瘍の消失を認めた慢性C型肝炎合併高度進行肝癌の2例
- 多施設(38施設)調査に基づくラジオ波治療の現状と問題点
- 多施設(22施設)調査に基づく肝癌無治療例195例の検討
- 豊富な腫瘍内門脈血流を有する中分化型肝細胞癌の1例
- ペグインターフェロンα2a隔週単独投与開始後に腫瘍の消失を認めた慢性C型肝炎合併高度進行肝癌の2例
- 血漿交換療法が著効した薬剤起因慢性肝内胆汁うっ滞の1症例
- 小柴胡湯と肝癌予防