社会情報を考慮した油流出事故用沿岸域脆弱性マップの利用に関する研究
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
日本国内で水害, 土砂災害, 火山災害, および震災等の災害危険度を想定したハザードマップの整備は, 現在, 急速に進められている. しかし, 油流出事故を想定した情報図の活用方法に関する検討は, 著しく不十分である. すでに海外では, 米国 (NOAA OR&R米国商務省大気海洋保全局修復対策部) で沿岸の脆弱性を評価したESI (Environmental Sensitivity Index) マップが作成されている.本研究では, ナホトカ号油流出事故の教訓から油流出事故を想定した沿岸域におけるステークホルダー間のコンフリクトの現状を整理し, その解決策としてESIマップを用いることを提案し, 北海道網走沿岸において実証的にESIマップを検証した.
- 社会技術研究会の論文
著者
-
濱田 誠一
北海道立地質研究所
-
佐尾 邦久
(株)海洋工学研究所
-
沢野 伸浩
星稜女子短期大学
-
佐尾 和子
(株)海洋工学研究所
-
矢崎 真澄
科学技術振興機構
-
矢〓 真澄
社会技術研究システム・公募型プログラム・社会システム/社会技術論
-
後藤 真太郎
立正大学 地球環境科学部
関連論文
- サハリン油田開発に伴う原油汚染事故を想定したバイオレメディエーション技術の可能性
- CNGによる天然ガス輸送技術開発の現状と展望
- サハリン産原油の微生物分解とオホーツク沿岸における現場試験
- 重点領域研究「オホーツク海沿岸環境脆弱域における油汚染影響評価とバイオレメディエーション実用化に関する研究」の概要
- ナホトカ号漂着油の残留年数と礫浜の砕波帯地形との関連
- 4 北海道網走市の漁業被害想定額の算定に関する研究 : ナホトカ号重油事故の漁業被害額推定方法に基づいて
- 大規模分散環境におけるロバストネスを考慮した広域災害情報共有システム(ネットワークサービス,マルチメディア,分散,協調とモバイル(DICOMO2006))
- 大規模分散環境における災害情報ネットワークシステムの構築と評価(セッション10-A : 分散リソース管理・グリッド)
- 漂着油残留年数と海岸の礫形の関連性--ナホトカ号事故事例より
- 地域社会の特性を考慮した「環境技術災害」対応システム構築のための実証的研究 : 中間報告
- 天然ガス液体燃料化FPSOの開発(所外発表論文等概要)
- 天然ガス開発の新潮流 : FPSO(Floating Production,Storage and Offloading System)開発と日本の技術(LNG安定調達に向けて-天然ガス開発の最新情報と日本の方向性-)
- 大規模分散環境における災害情報ネットワークシステムの構築と評価(セッション10-A : 分散リソース管理・グリッド)
- 13 NGH-FPSO用タンデムオフローディング装置の開発
- 2006A-OS6-7 複合環境条件下におけるNGH-FPSO用タンデムオフローディング装置の稼働性能評価(オーガナイズドセッション(OS6):洋上石油天然ガス開発の最前線とマネタイゼーション)
- 1874年ライマン一行のゆく手を阻んだ?留萌地方初山別海岸の地震性地すべり(27.応用地質学一般)
- 2003A-OS9-6 天然ガス液化FPSOの経済性(オーガナイズドセッション(OS9):天然ガス液体燃料化FPSOの開発)
- OS-6:洋上石油天然ガス開発の最前線とマネタイゼーション(オーガナオズドセッション報告,平成18年日本船舶海洋工学会秋季講演会報告)
- 2006A-OS6-8 洋上石油天然ガスマネタイゼーション(オーガナイズドセッション(OS6):洋上石油天然ガス開発の最前線とマネタイゼーション)
- C-3. オホーツク沿岸都市における市民と行政の協働による油流出時の地域防災計画策定に関する研究(C.防災計画と対策,第2セッション,一般論文発表)
- ナホトカ号重油流出事故にみる観光被害の損害補償請求に関する研究
- 新しいガス田開発技術は、どこまで天然ガス田の開発可能性を広げるか?--CNG技術を中心に
- ナホトカ号重油流出事故にみる漁業補償問題 : 請求額と補償額の乖離について
- 2004A-OS4-1 係留・位置保持システム技術の現状(オーガナイズドセッション(OS4):海洋位置保持技術の動向)
- 漁場情報を加えた油流出事故用沿岸域環境脆弱性指標地図に関する研究
- OS3 : 天然ガスハイドレートチェーンに関する現状技術と将来性について(春季講演会オーガナイズドセッション報告)
- 天然ガスFPSOの開発現状と実現化へ向けての技術課題
- 大水深海域の油田開発技術
- (1)海洋汚染 (2)海洋汚染対策(3 海洋環境,21世紀の海洋)
- 大水深海洋石油開発の現状と技術課題
- 西南北海道・日本海側沿岸域における海底谷調査
- 函館湾上磯沖における富川断層延長部の音波探査
- サロマ湖沿岸の湖岸エネルギーフラックス
- 石膏ピースを用いたサロマ湖沿岸の波浪露出度に関する予察調査
- サロマ湖・能取湖の波浪露出度に関する予察調査
- ナホトカ号重油流出事故による北陸沿岸の環境汚染とバイオリメディエーション(速報)
- 分散剤使用における漁業者と行政のコンフリクトに関する研究
- 油流出事故対策における市民と行政との協働に向けた検討課題
- e-Learningを用いた大学初年用基礎学力養成システム(マルチメディア教材と教育・学習システム/一般)
- D-15-11 Webを利用した文書作成支援教材の開発(D-15. 教育工学, 情報・システム1)
- ナホトカ号重油流出事故とそれに伴う環境影響(海洋工学-「ナホトカ」重油流出事故の教訓-)
- 2節Articulated Columnの波浪中挙動
- ナホトカ号重油流出事故における地方公共団体の補償請求の査定基準について
- 社会情報を考慮した油流出事故用沿岸域脆弱性マップの利用に関する研究
- 時系列測量によるナホトカ号重油流出事故後の海岸植生と生態系の変化について
- GPS漂流ブイを用いた表層流観察
- 沿岸域における環境被害規模の推定のためのジオインフォマティックス利用の試み
- FPSO開発と日本の技術
- ブナ林,そしてプラスチックの海から重油汚染へ(海洋工学-「ナホトカ」重油流出事故の教訓-)
- 4. 油流出事故対応への地形学的調査 : 礫形状と油の自然残留特性について(一般研究発表会(口頭発表),2006年度春季研究発表会)
- 洋上液化技術(LNG-FPSO)の現状と展望
- GPS漂流ブイを用いた風蓮湖における表層流観察