看護実践能力向上のための学士課程における看護基礎教育の改善とその評価方法の構築に向けて(第3 報)—平成24 年度卒業時看護技術到達度と前年度までの比較—
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概要
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本研究の目的は、卒業時の看護技術およびアセスメントの到達度について、平成24 年度の看護基礎教育課程にある学生と平成21 ~ 23 年度改正カリキュラムの学生の調査結果を比較し、今後の教育改善に向けた示唆を得ることである。編入生を除く全ての実習を終了した4 年次生を対象に「卒業時看護技術到達度調査票」を配付、記入後回収した。分析は、到達度Ⅰ、Ⅱの小項目を対象とし、基礎看護技術およびアセスメントについて平成21 ~ 23 年度と平成24 年度の達成率を比較した。その結果、低下した項目は、【救命救急処置技術】、【与薬(注射)の技術】、改善した項目は、【排泄援助技術】、【与薬(服薬)の技術】、【呼吸・循環を整える技術】であった。アセスメントは、到達度Ⅰでは[栄養のアセスメント]、[安楽阻害因子のアセスメント・ケア]、[意識レベルのアセスメント]、到達度Ⅱでは[嚥下機能のアセスメント]が低下していた。
- 2014-03-12
著者
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