看護実践能力向上のための学士課程における看護基礎教育とその評価方法の構築に向けて(第2報) 「呼吸を整える技術」における看護教育の現状と今後の課題
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概要
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多様化する国民のニーズや高度先端医療などに対応でき、安全・安心な医療を提供できる看護師の要請が求められている。我々は、本学学士課程における看護実践能力向上のための看護基礎教育とその評価方法の構築に向けて、現在の教授-学修方法の明確化が必要であると考え、本学科学生の教育課題である「呼吸を整える技術」に焦点を当て、呼吸に関わる授業状況の調査を専任教員へ実施した。本調査結果より、教員は呼吸に関する教育内容ごとに学習成果を明確に提示した上で教授の強化を図っていることが明らかとなった。今後の優先課題として、実際に患者を看る機会が少ない現状やその学習環境の制約を補うシミュレーション教育の新規導入を加味し、卒業時および領域別の看護技術到達目標とその到達度の再設定が必要であることが示唆された。
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