看護実践能力向上のための学士課程における看護基礎教育とその評価方法の構築に向けて(第1報)-平成21~23年度卒業時看護技術到達度の分析-
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概要
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本看護学科では、看護学生の卒業時看護技術到達度の評価を平成21年度より継続してきた。平成23年度には大項目22項目・小項目119項目からなる調査票を見直し「学生の到達度の自己評価」と「臨地実習での経験」を把握できる評価尺度に改訂した。本研究は、平成21~23年度までの3年間の大項目22項目における全体的評価を行うとともに、平成23年度調査における学生の到達度の自己評価と臨地実習での経験との関連について分析した。対象者は編入生を除く看護学科4年次生とし、全臨地実習終了後に調査を行った。結果、看護技術到達度の平均値は【活動・休息援助技術】(88.1%)が最も高く、【呼吸・循環を整える技術】(31.4%)が最も低かった。また、臨地実習の経験が少ない項目の到達度が低い傾向にあった。本結果より【呼吸・循環を整える技術】等に関する本学科の教育の現状把握による課題の明確化と、実習環境の調整、シミュレータ等の活用方法の検討の必要性が示唆された。
著者
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